DeNA編集部

2017.11.20

技術力を知ってほしいから、あえて着飾らない。DeNA TechCon 2018が等身大のエンジニアを見せる理由

今年度も『DeNA TECHNOLOGY CONFERENCE 2018(通称 DeNA TechCon 2018)』の開催が2018年2月7日に決定しました。これはDeNAにとって、1年間に及ぶ技術的チャレンジの総決算的な位置づけとなる催しです。

第1回を2016年1月に開催。第2回を2017年2月に開催し、DeNA TechCon 2018が第3回となる本カンファレンス。各エンジニアが己の情熱を注ぎ取り組んできたプロジェクトや取り組みについて発表します。今回はDeNAの「人」と「働き方」の今を届けるメディア『フルスイング』から、『DeNA TechCon 2018』を主導する木村秀夫と渡辺真理のカンファレンスに懸ける想いをご紹介します。

"技術のDeNA"としての魅力を発信したい

――『DeNA TechCon』を企画したきっかけを教えてください。

木村:『DeNA TechCon』のコンセプトを思い付いたのは、2015年1月くらいです。当時は、会社として規模が大きくなっていたけれど「エンジニアがお互いの業務内容やスキルセットを理解していない」という課題が生まれ始めていた頃でした。

だからTechCon開催の意図としては2つあって、1つはそうした社内の課題を解決すること。もう1つはエンジニアの取り組みを社外に発信し、「DeNAが技術に対してきちんと向き合っていて、かつチャレンジもしている」のを伝えていくことでした。

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執行役員 システム&デザイン本部 本部長 木村秀夫(きむらひでお)

――カンファレンスを企画するうえで、どんなことを意識しましたか?

木村:こうしたカンファレンスはサービス紹介やビジネス戦略紹介が含まれることがあるのですが、私たちはあくまで「サービス開発における創意工夫や技術的なチャレンジを伝える場にしよう。エンジニアにとって最も興味関心のある内容を伝えていこう」と考えました。

また、DeNAはとにかく多種多様な事業に取り組んでいるという特徴があります。だからこそ『DeNA TechCon』では、事業における守備範囲の広さや多様性という"横の軸"と、フロントエンドからサーバサイドまであらゆる専門性に対応できる"縦の軸"をアピールポイントに設定しました。

エンジニアのあらゆる興味・関心に対応できるテーマ設定

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――2017年版のDeNA TechConでは『DeNAが切り拓くAI』『DeNAのチャレンジ』『DeNAを支える技術』『DeNAのゲーム開発』『DeNAのカジュアルトーク』が各ステージのテーマとして設定されていました。このテーマにはどういう狙いがあったんですか?

木村:『DeNAが切り拓くAI』の話をすると、DeNAでは現在AI領域に非常に力を入れているため、その情報を社外にも積極的に発信したいと考えました。

また『DeNAのチャレンジ』の話だと、もともとDeNAはEC事業からスタートした会社なんですが、ゲームが有名になって、最近だとオートモーティブやヘルスケアといったさまざまな分野にチャレンジしています。手前味噌ですが、DeNAほど幅広くチャレンジしている会社って国内でもなかなかないと思っていて。チャレンジの多様性を伝えようと思いました。

『DeNAを支える技術』に関して言うと、Mobageやオープンプラットフォームで培われた基盤技術の強さは、エンジニアのなかではプレゼンスのある分野です。

渡辺:さらに、『DeNAのゲーム開発』はゲームこそが当社の主力事業であり力を入れていることを、『DeNAのカジュアルトーク』は若手エンジニアが中心となって登壇することで人材の層の厚さを発信したかったのが、それぞれの意図ですね。

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ヒューマンリソース本部ブランディンググループ 渡辺真理(わたなべまり)

――2017年に引き続き、2018年版も各ステージ同じテーマでの開催を予定していると聞きました。ということは、前回手応えはあったということですか?

木村:そうですね。『DeNA TechCon 2017』では最も理解を得たい、ターゲットとする参加者についてきちんと設定したうえで、DeNAの特徴や強みについて、わかりやすくメッセージを打つことができた感覚はある程度ありました。だから、2018年も同じテーマでの開催を決めたんです。

渡辺:私は以前、人事としてエンジニア採用を担当していた時期があったんですけど、DeNAの技術に対して「Mobageの大量なトラフィックをさばくインフラの技術がすごいイメージ」というエンジニアもいれば、「いろんなサービスを展開していて、こんなおもしろい会社は他にない」というエンジニアもいました。こうしたコメントからもわかるように、DeNAは幅広い技術や事業を持っています。その等身大の姿を伝えることで、色々なタイプのエンジニアに全方位的に刺さるよう、カバー範囲の広いカンファレンスにしたいですね。

注目のトークテーマは「AI」。理論から実践へ

――今回、木村さん、渡辺さんが個人的に注目しているセッションはありますか?

木村:『DeNAが切り拓くAI』はすでにいくつか予定のアジェンダが上がってきているのですが、かなり面白そうです。『DeNA TechCon 2017』では理論的なアルゴリズムの話がメインだったんですが、今回はより具体的な内容になってきている。前回よりも実践的なことをお話しできるんじゃないかと思います。

渡辺:社内のAIエンジニアも増えましたからね。去年は10名にも満たなかったですけど、今は30名規模。開発体制も強くなってきていると思います。

余談ですが、AIエンジニアの中には「昔、何かの研究施設で働いていた」という人がいます。彼らにDeNAで働く魅力を聞いてみると「これまで理論上の研究はしてきたけど、おもしろいデータを扱ってサービスを開発するという経験はなかった。だから、自社でサービスを開発していて、リアルなユーザーデータを保有しているところで働けて楽しい」という話をしてくれるんです。彼らの声をきっかけに、事業と関連性のあるAI開発ができるDeNAの強みに改めて気づかされました。

――少し話は変わりますが、『DeNA TechCon』の企画・運営を通じて生まれたシナジーなどはありますか?

木村:『DeNA TechCon』を通じて、社内の世代を超えた繋がりが生まれている印象はあります。なぜかというと、カンファレンスの運営を若手にお願いしているので、彼らがシニアの登壇者とコミュニケーションをとる機会があるから。当初は想定していなかった副次的な成果かもしれません。

渡辺:私は採用チームから良いフィードバックをもらいました。『DeNA TechCon』が2月に開催されるので、他社と迷っている内定者やこれから就職/転職活動を始める方々にとって企業理解促進の場として活用できている、と。例えば内定者なら、どういうエンジニアが活躍しているのかを具体的に知ることができるし、これから就職/転職活動を始める方なら事業の多様性やDeNAの社風を知るきっかけになる。『DeNA TechCon』には幅広い世代やスキルの社員が登壇するので、参加することでDeNAの良さを感じてくれた方々も数多くいたみたいです。

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▲DeNA TechCon 2017の様子。

イベント成功の秘訣は「コンセプト」「伝え方」「スタッフのテンション」

――『DeNA TechCon』を主催してきたからこそわかる「技術カンファレンスを成功させるために知っておくといいこと」はありますか?

渡辺:カンファレンスの「コンセプト」を明確に定義することは大事ですね。例えば『DeNA TechCon』では「あくまでも来場いただくエンジニアにとって興味関心のある内容」という軸をブラさないようにしていますが、営業や採用のカラーが強く出てしまうと、来場者も変わってくる気がします。だから、ある程度ターゲットや伝えたいメッセージは決めておいた方がいい。

木村:もう少し噛み砕くと「何を見てほしいのか、何を伝えたいのか」を明確に決めることですね。私たちがやりたいのは、DeNAという会社と、そこにある技術力を知ってもらうこと。そのために、あえて着飾らない。素のままのDeNAを見せるようにしています。例えば、当日の運営スタッフの大部分は手を挙げてくれた社員だったり、あえてイベント運営会社には依頼せず運営スタッフを社員で固めたり、会場の装飾や発表用のスライドも格好良すぎるデザインにはしなかったり。そういった部分も、うまくいったポイントかと思います。

渡辺:ちょっと違う切り口の話をすると、運営スタッフの「テンション」も大切だと思います。当事者が"やらされ感"を出すと、来場者たちには伝わってしまうんです。だから、意識的にテンションをあげる工夫はしていました。例えば、朝みんなで集まってハイタッチをしたりとか(笑)。「そんなことやって効果あるの?」と思われるかもしれないですけど、これが結構効くんです。開催は冬だから寒いし、しかも長丁場なので、運営スタッフのモチベーションを高める仕組みを意図的に導入するのはすごく大事だな、と感じています。

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エンジニアにとって、魅力あるカンファレンスに

――最後に、今回の『DeNA TechCon 2018』への参加を検討している方たちへのメッセージをお願いします。

渡辺:ぜひ知っておいてほしいのが、『DeNA TechCon 2018』では(2017年版でいったん休止していた)アフターパーティーが復活すること。お寿司やカツサンドなどを振る舞います。

さらに今回はいくつかテーブルを用意して技術領域ごとにゾーニングしようと思っていて。「iOSのエンジニアと話したい人はここのテーブル」「Androidのエンジニアと話したい人はそこのテーブル」といった感じにする予定です。参加者にも自身の技術領域が周りに伝わるような属性シールを貼ってもらって。登壇者との交流はもちろん、参加者同士で知り合いを増やしたり、意見交換したりできる場にしたいですね。だから、ぜひカンファレンスの最後まで残ってほしいです。

木村:アフターパーティーのゾーニングの詳細はこれから詰めていきますが、開発環境以外にもゲーム系、分析系、インフラ系、AI系といった属性ごとにエンジニアを判別できるようにしたいです。エンジニアリングを媒介にして、お互いに内容の濃い技術の話をしていただけたらいいな、と思っています。

そして何より、私たちが1年間どういった技術的チャレンジをしてきたのか。どんなエンジニアが活躍してきたのか。それを知ってもらい、DeNAを好きになってもらえたら本当に嬉しいですね。

DeNA TechCon 2018:https://techcon.dena.com/
DeNA TechCon 2018参加フォーム:http://peatix.com/event/310931/view

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