DeNA編集部

2017.07.21

難しい、だけど楽しい!新たな小学校でプログラミング授業スタート

文部科学省の次期学習指導要領(2020年度実施予定)で、小学校でのプログラミング教育が必修化されます。DeNAではインターネット企業ならではの社会貢献活動のひとつとして、2014年10月より公立小学校でのプログラミング教育を推進してきました。これまで佐賀県武雄市の公立小学校1校、神奈川県横浜市の公立小学校1校で実施してきましたが、今年6月より横浜市の新たな小学校でも授業が開始されました。

今回は、その新たな学校となる横浜市立港北小学校の2年生と4年生で行われた授業の様子をご紹介します。

プログラミングで何ができるの?"想像の虫"を動かしてみよう

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まずは2年生の授業から。図工の時間で行われたプログラミング授業は、一人ひとりにタブレット端末が配布され、DeNAが開発したプログラミングアプリを使って行われます。はじめに、自宅にパソコンやタブレット端末を持っているかたずねると、ほぼ100%の児童が挙手。キーボードやスワイプなどタブレットの操作にも慣れている様子。

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ここで使用されるのは、ブロックを代表とする視覚的要素を組み合わせることで実行できるビジュアルプログラミング言語と呼ばれるものです。"ジャンプする"や"かくれる"などのブロックを画面で組み合わせることで、キャラクターを自由に動かすことができます。

パクモンと呼ばれるアプリのキャラクターをブロックで動かすと「かわいいー!」と女子児童から歓声が。さっそくみんなでブロックを組み合わせて、自分好みにパクモンを動かします。

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パクモンをプログラミングで動かす応用として、ヘビにぶつからないようにしながらパクモンをケーキまで誘導するパズルゲームにチャレンジ。パズルの難易度が上がるごとに頭を悩ます児童も増えてきますが、授業のサポートについている大学生や先生のフォローのもと、一生懸命ゲームをクリアしていきます。

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授業のメインイベントは、児童自身が考え事前に描いた"想像の虫"をプログラミングを使って動かすというもの。虫の絵をカメラで撮影し、背景を消してアプリ画面に配置します。

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想像の虫にブロックでプログラミングで指示を与えます。スタートや繰り返しなど少し複雑なブロックを組み合わせて、いかにも虫らしい動きを上手につくる児童も。

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完成したプログラムを見せ合って教室は大賑わい。理想の動きを実現するためのプログラムが複雑になると考えこむ児童もいましたが、お互いに教えあったり協力しあう光景が多く見られました。

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最後にカメラで背景写真の撮影。教室や屋外の樹木を撮影し画面に反映させます。そうすると実際に虫がそこにいるように見え、児童たちの想像の虫が本当に生きているように感じられました。思い思いの作品が完成して、児童も大満足の様子でした。

4年生は自分の"マーク"を動かそう!複雑な組み合わせにもチャレンジ

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4年生の図工の授業では、2年生と同じくブロックの基本的な扱いを理解したら、さっそく各自の絵を取りこんでプログラミングを組んでいきます。ここでのテーマは"自分のマーク"。好きなキャラクターはもちろん、お寿司やお肉など好きな食べ物を描いてくる児童も。

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2年生は、自ら書いた虫自体を動かすことが目的でしたが、4年生はそれに加えて背景側にも、マークを登場させるプログラムを組んでいきます。1秒ごとにマークを呼び出したり、だんだん小さくして3秒後に隠したり、思い思いに動きを付け加えます。

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また今回は、2種類のマークを取り込んで切り替える動作も付け加え、マークが変化する様子を表現しました。4年生も児童同士で教えあったり、「それどうやってつくったの?」と真似しあったりと、和気あいあいとプログラミングの授業を楽しみます。

「初めてだったけど、自分でマークを動かせて楽しかった!」「ちょっと難しかったです」児童から様々な反応がかえってきましたが、どの児童も悩みながら最後まで一生懸命取り組んでいました。

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今回伺った港北小学校は、今後プログラミング教育に積極的に取り組んでいこうとされています。

港北小学校の安冨江理(やすとみえり)校長も「プログラミングを道具として伝えていかないと、表現方法のひとつとして選ぶことができません。できるだけ低学年の頃からプログラミングを理解し身につけておけば、ものづくりのひとつの道具として児童自身が選ぶことができます。教育現場としては、担任が自分でプログラミングを学び、児童に教えるのはとてもハードルが高いです。今回のように企業の方に協力いただくことで教えられる先生も増えますし、児童もある程度理解している状態になっていれば、あとはプログラミングを学ぶ機会を与えるだけで教師の負担も減るはずです」と、プログラミング教育への意気込みを仰っていました。

DeNAは、幼少期からプログラミングに親しむ体験をすることで、多様な個性や得意分野を持った児童たちがプログラミングへの興味関心を持ちながら育ったときに、新しいアイデアやサービス、作品が生まれてくる機会を増やすことができると考えています。

今後も継続して学習教材の提供と、小学校での必修化を民間からサポートするべく、先生方への支援を続けてまいります。

DeNAのプログラミング教育について:https://dena.com/jp/csr/it-nurture/

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