DeNA編集部

2017.04.14

社員のパフォーマンス向上へ。DeNAの"健康経営"が目指す姿とは

DeNAではゲームやオートモーティブ、ヘルスケアなど、インターネットによる様々な事業を展開しています。そうした中、2016年1月より南場智子代表取締役会長(当時:取締役会長)も巻き込んで始まった、社員の健康をサポートする『CHO(Chief Health Officer チーフ・ヘルス・オフィサー:健康管理最高責任者)室』が、いま社内を飛び出し渋谷の企業とともに様々な取り組みを始めています。

"健康"を当たり前に。CHO室ができたわけ

全国的に"健康"への意識が高まる中、DeNAでも新しいことに挑戦をし続けるがゆえに業務量が増え、座る時間が長いことによる腰痛や睡眠不足、不規則な食生活などに課題を抱えている社員が多いことが全社アンケート結果によりわかりました。

そこで、スピード感のある環境で社員に思い切り仕事をしてもらうためにも、健康状態が大切であると考え、CHO室の新設が決定。南場代表取締役会長をCHOとし、健康経営アドバイザーとしても活躍する平井孝幸室長代理を筆頭に、"健康レベルを高めることで社員のパフォーマンスを上げる"プロジェクトが進められています。

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「CHO室発足のきっかけは、2015年に雑誌で読んだ "企業が従業員をより健康にする取組みを行うことで、経営面でも大きな成果が得られる"という考え方に共感したことでした。健康に働くのが当たり前になることを実現すべく、人事部やヘルスケア事業部など、多くの部署と業務を連携しています」と平井さん。

トイレで背伸び、ウェルネスエリアで健康になれる環境づくり

健康増進という点では、遺伝子検査サービスの『MYCODE(マイコード)』や健康レコメーションメディア『KenCoM(ケンコム)』など、既に複数のヘルスケア事業も展開しているDeNA。これらを事業として行っているからこそ、社内の健康にも本気で取り組もうとCHO室発足に至り、社内の啓発活動を積極的に進めています。

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CHO室の取り組みは、『スマイル健康プロジェクト』 として社内に周知されています。プロジェクトでは『DeNA流 健康取組五箇条』を掲げ、食事・運動・睡眠・メンタルの4軸でPDCAを回し、取り組み内容をブラッシュアップしています。

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具体的な取り組み事例として、例えばトイレの個室にはこんなイラストが。仕事をする合間に手軽に実践できる健康ワンポイントが、コミカルなデザインで描かれています。

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また、社内の一角には「ウェルネスエリア」を設けており、見慣れない巨大なマシンも。これは「BODYMETRIX」と呼ばれる機器で、複数あるそれぞれのハンドルを使って身体の筋肉をほぐしていきます。

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ある会議室には、クッション部分が割れた不思議なチェアが置いてあります。これは坐骨で座ることにより骨盤を立たせ、姿勢を正す「アーユルチェア」という健康チェア。意外にも割れた部分の違和感はそれほどなく、無理なくまっすぐな姿勢を意識できます。

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健康セミナーも開催しており、2016年度は社内外を通して90回以上も実績があります。睡眠や呼吸法、女性向けホルモンバランス改善など多角的な観点から様々なセミナーを行っていますが、中でも人気だったのが腰痛に関するセミナーです。実は社内アンケートでも、約7割の社員が腰痛の課題を感じていることが分かっています。これまで2回の腰痛セミナーを行った結果、腰痛だけでなく睡眠の質向上や疲れにくくなったなど、副次的な改善も好評を得ています。

社内から社外へ、取り組みが事業化する日

社内で様々な取り組みを行うCHO室ですが、他企業と連携した地域密着型の健康施策も実施中。

そのひとつが、渋谷の企業・団体を中心にした「渋谷ウェルネスシティ コンソーシアム」の立ち上げ推進です。現在9社が所属する渋谷最大の企業間健康経営推進団体として、企業をまたいだワークショップや単独では実施が難しいイベント、事業立案の場を設け、地域共創のネットワークづくりに貢献しています。これらの活動は、2016年度経済産業省採択事業にも選定されました。

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またCHO室の活動は、経済産業省の「2016年度健康寿命延伸産業創出推進事業(地域におけるヘルスケアビジネス創出推進等事業)」にも選定されています。この事業展開の中2017年3月にリリースされたのが、渋谷の美味しくてヘルシーなお店を見つけることができるアプリ『ウェルメシ』 です。食や健康に関して知見のある人が厳選した飲食店が紹介されており、気に入ったお店をリスト化できます。渋谷で働く方々に、日々の食生活の中で手軽に健康を意識してもらうことが目的です。

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『ウェルメシ』をきっかけに、提携店舗とコラボした弁当企画も開始予定。今後、DeNA社内でヘルシーかつ栄養バランスのとれた弁当を販売するとともに、他企業への展開も目指しています。

社員への健康に関する取り組みは、活動範囲が社内でおさまってしまいがちですが、CHO室は"社内で培った健康経営のノウハウを社外や地域に役立てる"ところまで見据えています。

これらの取り組みが評価され、2017年2月には経済産業省によって設計された健康経営優良法人認定制度において、「健康経営優良法人 2017」に認定されました。今後もCHO室では人事部や総務部と連携しながら社員の食事・運動・睡眠・メンタルに関するリスクを改善し、よりよい就労環境を整えていくとともに、渋谷という地域の健康意識の向上に努めてまいります。

スマイル健康プロジェクトについてはこちら

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