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この度、佐賀県武雄市(佐賀県武雄市/市長 樋渡 啓祐)、株式会社ディー・エヌ・エー(東京都渋谷区/代表取締役社長兼CEO 守安 功、以下DeNA)、東洋大学(東京都文京区/学長 竹村 牧男)は、初等教育におけるプログラミング教育について、共同して実証研究を行うこととなりました。2014年10月より、武雄市立山内西小学校(佐賀県武雄市/校長 長谷川 晃三郎)の1年生40名(分校の生徒を含む)に対して、プログラミング教育を目的とした全8回の授業を実施する予定です。
武雄市は、2014年4月に全小学生にデジタル教育用のタブレットPCを配布し、5月からはタブレットPCを使った「スマイル学習(武雄式反転授業)」を始めており、次世代を担う子どもたちを育てるための教育改革に強い思いで取り組んで参りました。「スマイル学習」の検証にあたっては、東洋大学現代社会総合研究所と共同で、産学官連携で作業を進めています。
DeNAは、東洋大学現代社会総合研究所・ICT教育研究プロジェクトに企業として参加しており、様々な視点で意見交換を重ねる中で、実際のビジネスにおける、プログラミングに関する知見と技術力を活用し、この度の実証研究のためのソフトウェア開発を担うこととなりました。
この度の実証研究では、武雄市内の小学生に配布されているタブレットPC上で動く専用のソフトウェア開発をDeNAが担当し、その成果・教育への効果の分析を東洋大学が担います。授業は、月に2回程度の頻度で武雄市立山内西小学校の放課後の時間を活用し、教員および武雄市教育委員会によるバックアップのもとDeNAが講師を派遣し実施します。なお、本研究においてはDeNAからの当該ソフトウェア開発・提供、講師派遣は無償での実施となります。
DeNAが現在開発中のタブレットPC用ソフトウェアには「ビジュアルプログラミング」と呼ばれる、テキストを使用せず、視覚的な要素の組み合わせ操作によりゲームをはじめとするアプリケーションを開発できる言語を導入します。小学校低学年の子どもたちでも理解しやすく、楽しみながらプログラミングの概念などを習得できるものを目指して開発を行っています。この度の実証研究期間中にも、東洋大学による分析および授業での子どもたちの反応をもとに、ソフトウェアの改修や変更を随時実施し、最適化を図っていきます。
東洋大学は、「筋道を立てて考える力(論理的思考力)」「構成等を考える想像力」「空間認識や距離感覚等の立体認識力」の成長に焦点を当て、プログラミング教育の有用性について分析を行っていきます。
■実証研究実施概要
■今後の予定
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