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情報通信技術や電子データを健康管理や疾病予防、介護、医療などに役立てる「デジタルヘルス」が話題になりはじめています。
DeNAは、デジタルヘルス分野のミートアップイベント「D2T(ディー・スクエア・ティー)」を、日本を代表する製薬会社の第一三共・武田薬品工業と3社合同で2016年7月24日(日)にDeNA本社オフィスで開催しました。
「D2T」の開催目的は、デジタルヘルス事業を展開するスタートアップ企業の発掘はもとより、他企業との業務提携や資本提携につなげていただくことで、デジタルヘルス産業の活性化の一助となること。DeNAグループも個人向け遺伝子検査サービス「MYCODE」や健康レコメンデーションメディア「KenCoM」といったデジタルヘルスのサービスを提供していますが、デジタルヘルス業界全体の発展に貢献することを目指しています。
当日は、将来のデジタルヘルス業界を変革していく可能性を秘めた注目のスタートアップ企業10社が、ベンチャーキャピタルやIT企業、製薬企業、医療機器事業者等にむけて自社サービスに関する短時間のプレゼンテーション(ピッチ)を行いました。日曜日にも関わらず48社から約130名もの方が来場し、会場は満員。デジタルヘルス分野への注目度の高さが伺えます。(トップの写真が会場の模様です)
開会の挨拶をしたDeNA取締役会長の南場智子は、日本のデジタルヘルス産業を成長させていく上で「私は営利主義に大賛成」、D2Tを通じたネットワーキングによって「多くの企業がデジタルヘルス事業で利益をあげられるようになればいい。スタートアップ企業が大成功する事例を生み出したい」と想いを語りました。
続いては、メインイベントであるスタートアップ企業のピッチ。1組あたりの持ち時間は、ピッチ10分、質疑応答10分の計20分。時間内で、自社サービスの魅力・可能性をアピールします。中には現状の医療への課題感から、自ら起業した医師によるピッチもありました。
1. 株式会社iCARE
代表取締役CEO 産業医・内科医・心療内科医 山田洋太氏
法人向けの健康相談サービス「carely」を紹介。
2.株式会社クオリア
代表取締役 勝城 嗣順氏
管理栄養士・栄養士が指導する高品質で低価格の健康支援サービス「カロナビ」を紹介。
3.株式会社Kids Public
代表取締役 小児科医 橋本 直也氏
電話やLINE、Skypeなどで小児科医に子どもの症状に関する相談ができる「小児科オンライン」を紹介。
4.メドケア株式会社
代表取締役社長CEO 心臓外科医 明石 英之氏
メドケア社が目指す「予防医療の実践で医療費を削減する社会貢献」に関する説明。
5.株式会社PREVENT
代表取締役 萩原 悠太氏
インターネット上で行う生活習慣改善プログラム「iPrevent」を紹介。
6.リーズンホワイ株式会社
代表取締役 塩飽 哲生氏
専門医・専門医を目指す医師限定のプロフェッショナルネットワーキングサービス「Whitlink」を紹介。
7.ウンログ株式会社
代表取締役 田口 敬氏
腸内フローラ最適化サービス「ウンログ」を紹介。
8. H2L株式会社
代表取締役 岩崎 健一郎氏
セルフケアを実現する次世代電気治療器「PossessedHand」を紹介。
9. 株式会社キュア・アップ
代表取締役社長兼呼吸器内科医 佐竹 晃太氏
「治療アプリが病気を治療する」という新たな治療法の実現を目指して行っている取組を紹介。
10. エルピクセル株式会社
代表取締役 島原 佑基氏
ライフサイエンス領域において世界最高レベルの精度を誇る「画像解析システム」を開発した技術・ノウハウを活用して展開する事業を紹介。
全社のピッチ終了後に行われたネットワーキングパーティーも大盛況のまま、イベントは終了の時刻に。近い将来、D2T発の成功事例が誕生することを願うばかりです。また、今回の登壇ベンチャーを発掘・育成されてきたインキュベーター、ベンチャーキャピタルの皆様のご尽力に深く御礼いたします。
DeNAは、今後も日本におけるデジタルヘルス産業の活性化に貢献するべく、来年以降も同様のイベントを実施していく予定です。
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