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代謝がおちたり、生理が重くなったり、身体の変化はもちろん、結婚や出産などでひとりの身体ではなくなる20代後半〜30代の女性。自分の身体や病気のリスクについて知るツールとして、最近話題に上がる「遺伝子検査」に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。興味はあるけれど、一歩踏み出せない遺伝子検査サービス。ヘルスケアとして始めるのに効果的なタイミングや、気になるけれど聞けなかったことなど、読者の声を代弁して同年代の女性編集者から、DeNAの遺伝子検査サービス「MYCODE」事業に携わる女性2人へ聞いてみました。
▲左:DeNAライフサイエンス MYCODEグループでMYCODEの販売マーケティングを担当する田中萌子(たなかもえこ)、右:同グループでMYCODE会員に対するコンテンツ制作を行う井上恵夢(いのうえめぐむ)
ーーまずは初歩的なことからお聞きしたいのですが、そもそも遺伝子で何が分かるのでしょうか?
田中:人が持つ遺伝子は、わずか0.1%のみ違いがあると言われていて、その違いが容姿、性格、体質などの個人差になり、ひとりひとりの個性を作っていると言われています。その0.1%から色々なことが分かるのですが、その中からMYCODEは病気や体質の遺伝的な傾向に着目をしています。今までは病気になってから気づくというパターンが多かったと思うのですが、遺伝子から傾向を読み解いて病気になる前から予防していくための商品を販売しています。
ーーその遺伝子は一生変らないものなのですか? また日々新しい論文がでて、医療の常識は変わっていくものだと思うのですが、変わったときはどうなりますか?
田中:遺伝情報そのものは、生まれもったもので変わらないと言われています。ただ新しい論文が出るたびに遺伝情報の読み解き方、解釈の仕方、理解の仕方は変わっていくので、その都度MYCODEの検査結果もアップデートされていきます。
ーーということは、MYCODEで知った自分の検査結果が大きくアップデートされることもありますか?
▲病気に関する遺伝的な傾向を日本人の平均と比較した際の倍率で表示(※サンプル)
田中:ありえますね、まだまだ遺伝子の読み解き方は研究が進んでいるので。例えば、今の段階で胃がんにかかりやすいという結果(その病気等に関する遺伝的な傾向を日本人の平均と比較した際の倍率で表示)が出た遺伝子が、実は大腸がんにかかりやすい遺伝子と関連していた、ということはあるかもしれませんね。
ーーその場合、検査を受けたあとはどうなりますか?
田中:検査結果は無料で更新をしているため、MYCODEのマイページを見る際には常に最新の状態となっています。
ーー検査を受けたあとも随時アップデートされていくのであればいいですね! ちなみに病院でも遺伝子検査を実施していますが、それとは何が違いますか?
田中:まず病院の検査と個人で受けるの検査は目的が違います。病院の検査は、将来的に発症することが8-9割決まる遺伝子をよみとり、これは診断行為に値します。個人で受ける遺伝子検査ではそういった診断行為はできません。MYCODEを含む個人で受ける検査は断定ではなく論文から読み解く統計学になるので、あくまで可能性をお調べするものになります。
ーー民間の遺伝子検査は病気の可能性を探り、生活習慣を変えることで事前に病気を防ぐことができるということですね。個人で受ける遺伝子検査も様々ありますが、他社の遺伝子検査とMYCODEは何が違いますか?
田中:それは、どの論文を選定したか、リスク計算をどのように行ったか、というところで違いが出てきます。しかしMYCODEと他社の遺伝子検査を受けても結果が違うということはあります。どの論文を選定したかというところが重要なポイントです。
ーーMYCODEは、どこの論文を選定しているのでしょうか。 またその選定はどのくらい信憑性がありますか?
田中:ゲノム全体に広がるSNPと病気との関係を調べるゲノムワイド関連解析(GWAS)という手法が使われた論文を厳選し、リスク予測のアルゴリズムを構築しています。これは東京大学医科学研究所との共同研究の成果です。また、日本人を対象にした研究論文を優先して選んでいることも特徴だと思います。日本人に関する研究論文がない場合、東アジアなど遺伝的に日本人に近い人種に関する論文を対象にするようにしています。また選定基準を開示しているという点でも透明性を担保しています。
ーーMYCODEのパッケージ商品「ヘルスケア」「がんパック」「ディスカバリー」について、特徴を教えてください。
井上:がんパックは、がんに関する最大38項目を調べられて値段がお手頃です。一番人気なのは、最大280項目病気を調べられるヘルスケアです。幅広く病気のリスクを知るほうがどこを具体的に改善していけばいいのか分かるためヘルスケアを選ばれる方が多いのかなと思います。ディスカバリーは、遺伝子検査を楽しみながら触れてもらうというエンターテインメント性の高いものです。病気の可能性を調べるのではなく祖先のルーツを知るものなります。世界観をしっかり作っていて、まるでゲームの中にいるような自分の祖先の疑似体験ができるようになっています。実際に見てみると感動しますよ。
▲ディスカバリーで見る田中の祖先は?
ーー自分の祖先をキャラクター化したアイコンを提供してもらえるディスカバリーは、私も気になりました!
井上:日本人の多くは祖先の系統ごとに、大きく10タイプの「ハプログループ」に分類されます。加えて身体的特徴の遺伝子の傾向が分かります。髪の毛の太さ、胸囲の大きさなどを織り交ぜたアバターみたいものを作ってもらえます。ゲノミーと言うのですが、ゲノムと自分のミーを合わせた造語です。
田中:私のキャラクター、けっこう似ているんですよ! ちょっと色が黒くて、南国にいそうな感じとか。お酒の強さも分かっていて、樽が3つも描かれています(笑)。
ーー特徴をかなり捉えていますね! これは、作ってもらえるとうれしいです。
田中:しかも少し動きます、まばたきします(笑)。私もそうなのですが、利用者もメールのアイコンに使用される方が多いですね。会話のネタにもなるし面白いサービスです。
後編を読む:【後編】DeNAの30代女性社員が聞いた! 今すぐ遺伝子検査を受ける3つのメリット
3周年記念キャンペーン特設サイト:https://mycode.jp/landing/s05.html?src=denacom
MYCODE公式サイト:https://mycode.jp/