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社員が健康的に働ける環境づくりに取り組むDeNAでは、2017年度より新卒入社の社員向けに健康研修を始めました。これから社会人として活躍する社員に向けて、「健康的にパフォーマンスを発揮してほしい」という思いで4月に健康研修を行って半年が経過したいま、2017年度新卒社員が日々どのように健康を意識しながら働いているのかインタビューしました。
▲左からシステム&デザイン本部 春日瑛(かすがあきら)、DeNAライフサイエンス 馬場南実(ばばみなみ)、ゲーム・エンターテインメント事業本部 狭間純平(はざまじゅんぺい)
――今回は2017年度新卒の3名に集まっていただきました。所属部署も仕事内容も違うので、まずは皆さんの今の仕事内容を教えてください。
狭間:ゲーム・エンターテインメント事業本部で、オセロが進化した対戦ゲームアプリ『逆転オセロニア』のプランナーをしています。ゲーム内イベントのオーナーとして、企画から関わっています。
馬場:DeNAライフサイエンスがドコモ・ヘルスケアと共同で開発・運営しているウォーキングアプリ『歩いておトク』のエンジニアです。主にiOSやAndroidなどのアプリ開発を担当しています。
春日:システム&デザイン本部でAIの研究開発を行っています。DeNAのオートモーティブ領域での機械学習に関わっています。
――皆さんDeNAの注目領域で活躍されているんですね! 健康研修を受けた4月当時は大学や大学院を卒業したばかりだったと思いますが、健康の大切さや課題は当時から感じていましたか?
一同:めちゃくちゃ感じていましたね。
春日:僕はパソコンに向かう時間が圧倒的に多かったですね。大学院では論文を一日中読む日も多く、その頃から同じ姿勢で長時間画面を見続けていたので首・肩・目はかなりきつかったです。そういう意味では今の生活とあまり変わらないですね。
馬場:私も姿勢が悪くて肩こりを感じていましたね......。「若いのに!」と怒られそうですが、やはり高校生の頃に比べると脂っこいものが食べられなくなったり、学生時代に一度ぎっくり腰になったことがあったのでその頃から何か対策をしないと将来大変なのではと思っていました。でも結局、特に改善をせずに危機感だけが気持ちの中にある状態でした。
狭間:一番大きな課題だったのが、朝起きれないことです。当時は夜型だったので、夜中に寝て昼前に起きる生活でした。そんな生活を正す意識もなかったですね。
――想像していた以上に、皆さんが課題を持っていて驚きました! そんな中で受けた健康研修はいかがでしたか?
春日:そもそも健康に関する新卒研修なんて聞いたことがなかったので、会社がここまでやってくれるんだと正直驚きました。
馬場:健康研修があると聞いた時は、「食事は大切」「睡眠はしっかりとりましょう」など当たり前に知っていることを聞くんだろうと思ったのですが、"健康が仕事のパフォーマンス向上に繋がる"ことをメインでお話しいただいたので、「なるほど、会社の研修でやる意味はこれなんだな」と腑に落ちました。
――研修では「食事」「姿勢」「睡眠」「歯」に関する内容でしたが、個人的に一番学びが大きかったテーマは何でしたか?
▲健康研修資料より
挾間:僕はやはり「睡眠」ですね。これまで「定時に寝て定時に起きるのが良い」という知識はあったのですが、自分ごと化できていなかったんです。研修では一般のサラリーマンとハイパフォーマーの睡眠リズムを比較していて、この時間にハイパフォーマーは仮眠を取っているなど具体的な事例があったので分かりやすかったです。この通りには実践できていないですが、学生時代に比べて自分から睡眠時間を取るようになりましたし、寝る前にスマホを見ないなど意識するようになりました。
馬場:「食事」のテーマを受けるまでは、体に良いものを食べるってハードルが高く感じていました。でも気負って始めなくても、たとえばランチを「値段」「今食べたいもの」で決めていたなら、そこに「野菜が多い方」という選定基準を入れてあげるなど、小さなところから始められるんだと感じました。実際、健康のために大きなことをやれているわけではないですが、AとBどちらを選ぶ?という場合に健康的な方を選ぶようになりましたね。
――馬場さんは、CHO室が毎週水曜日に販売するウェルメシ弁当の熱烈なリピーターだそうですね!
▲サラダボウルやねかせ玄米おにぎりなど、健康に配慮されたお弁当を販売(ウェルメシ弁当についてはこちら)。
馬場:ほぼ毎週買っています! 自分から社外に出て買いに行くのは大変ですが、社内で販売しているので毎週水曜日はサラダボウルを食べる習慣ができています。DeNAは研修で得たことを活かしやすい環境が整っていると感じますね。
春日:僕は先にお話しした通り1日8時間以上パソコンの前に座りっぱなしの生活で、腰痛・眼精疲労は常に抱えた状態でした。具体的にどう改善したら良いかわからない状態だった時に、健康研修で姿勢研究家の仲野孝明先生のお話しを伺いました。創業80年を超える整体の先生にお会いする貴重な経験でしたし、いろいろなアドバイスをいただくことができました。今でも連絡を取っていて、個人的にアドバイスをいただいています。
――研修をきっかけに自分に合う先生にもめぐり合ったとは! 学びを実生活にしっかり活かしているんですね。
春日:座りっぱなしは良くないので1時間座り仕事をしたら5分歩く、血流が悪くならないようにイスの座面とひざの裏が密着しないようにするなど、具体的な行動は日々とっていますね。実は大学時代にオフィスチェアの研究をしていて、イスに座っている時の生体データや体への影響などを調べていたんですが、それが姿勢の研修にもリンクしていて「たしかに!」と思う部分は多かったです。エンジニア向けのオフィスチェアもあるくらいですし、姿勢と仕事は直結すると考えています。
馬場:良いものを使ったことがないと現状に満足してしまいがちですよね。私も自分に合うチェアを使ってみたいです!一度使ったら普通のチェアには戻れなくなりそうですが(笑)。ちなみに私は毎日姿勢を意識するのは大変なので、研修で教えていただいた「モニターを目線の高さに合わせる」など、自分が意識しなくても実践できる工夫をしています。また、肩こりを感じたら早めにマッサージや温泉に行く、目の疲れも肩こりに影響するのでブルーライトカットのメガネやPCをNight Shiftに設定するなど、自分の意識なく実践できる肩こり予防をしています。
狭間:僕は先ほど寝る前にスマホを見ないようにしていると言いましたが、寝室は寝るところ、リビングはくつろぐところ、作業スペースでは仕事をするなど、「その場所でやること」を家でも職場でもしっかり決めるようにしています。その場所でやることを決めることで、自分の中で時間のサイクルを作る努力をしています。生活にメリハリをつけることで睡眠時間もしっかり確保できるようになりました。
――仕事をしながら食事したり、ながら作業は時間の感覚が分からなくなりますよね。これらの習慣をDeNAの同僚や先輩社員からも学ぶことはありますか?
馬場:新卒社員の中では「炭水化物を食べると血糖値が上がって眠くなりやすい」というのは当たり前になっているので、腹八分目に抑えたりご飯をサラダに置き換えたりしている人は多いです。
春日:先輩社員よりも研修を受けた新卒社員の方が健康を意識していると思います。研修を受けた新卒社員が「姿勢はこうすると良いですよ」などお伝えすると、先輩社員からも「どこで知ったの?」と驚かれることもあったり。
――新卒社員が健康意識の伝道師になっているんですね。来年度も引き続き健康研修を実施することで、さらに健康的で高いパフォーマンスを発揮できる社員が増えそうですね。
春日:研修を受けた後から「姿勢」「睡眠」は特に意識していますが、論文を読むスピードや理解度も上がったと思いますし、朝の目覚めも良くなることで午前のパフォーマンスも去年よりは向上していると感じます。
馬場:学生の頃に比べると生活にメリハリがでてきましたし、土日にダラダラ過ごすことも減りました。学生から社会人になる瞬間って「絶対早寝早起きするぞ」「健康的な生活をするぞ」と気合を入れてしまうのですが、気負いすぎると続かない。DeNAはオフィスチェアの話やウェルメシ弁当、また仕事中にマッサージルームを利用するなど気軽に休憩しやすい雰囲気もあるので、ちょっと手を伸ばせば研修内容を実践できる環境があると思います。無理するのではなく今ある環境を使いこなすのが長続きのコツだと思います。
狭間:研修を受けて、健康意識って知識として分かっているようで意外と分かっていないんだと感じました。知識を取りに行くきっかけとして、これから入社する方々には研修をきっかけに自分の健康について模索して欲しいです。
――ありがとうございました。
研修を受けてから半年で、健康が仕事のパフォーマンスに直結することを体感した3名。研修やDeNAの制度を活用しながら、自分なりに課題解決をしていました。DeNAでは2018年度以降も新卒社員へ向けた健康研修を続けるとともに、全社員が健康的に働ける環境づくりに取り組んでいきます。
CHO室の取り組み:http://dena.com/jp/csr/cho-office/
社員の声をかたちに。健康を「お弁当」から見直すプロジェクト:http://dena.com/jp/article/2017/05/30/003396/
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