株式会社ディー・エヌ・エーは、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の設定が正しくなされているか確認するシステム、動作状況チェッカーを世間で広く使えるように2021年1月25日に無償で公開し、イベントや小売店・飲食店などの施設への一般提供を開始しました。
DeNAは、2020年10月30日から11月1日で横浜スタジアムで実施した、Withコロナにおける大規模イベントガイドライン策定に向けた技術実証(
https://dena.com/jp/press/004656 )において、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の接触機能を確認する動作状況チェッカーを用いて技術実証を行いました。技術実証ではその有用性が確認できたため、この度、動作状況チェッカーを世間で広く使えるように改良を行いました。
■「COCOA」動作状況チェッカーについて
新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」はインストールしただけでは機能しておらず、インストール時にBluetoothとの連携を許可する必要や、インストール後もスマートフォン自体のBluetoothをオンにしつづける必要があります。
今回提供する「COCOA」動作状況チェッカーは、イベント(小規模なものを想定)や小売店・飲食店などの施設の入口にて、来場したお客様ご自身でスマートフォンから接触確認の信号が正常に発信されているかを、個人情報の取得なしにチェックできるようにするものです。イベントや小売店・飲食店などの施設において、端末(一般的なAndroidのスマートフォン・タブレット)をご用意いただき、特設サイトを開いてチェッカーを起動していただくことで、COCOAの接触確認の正常な動作を促すことができます。
「COCOA」の動作状況チェッカーを利用することで、各施設ごとで「COCOA」稼働率向上への寄与と感染拡大防止の啓発をすることが可能になります。来場するお客様は「COCOA」の接触確認が正常に動作すれば、陽性者と接触した可能性が分かり、保健所・受診相談センター・相談センターなどの相談窓口のサポートにより、検査の受診などの対応を早く受けることができます。「COCOA」を正しく利用する方が増えることで、社会全体の感染拡大の防止につながることが期待されます。