loading
DeNAでは、オフィスや自宅、フレキシブルオフィスをはじめとした様々なワークプレイス、副業など、時間と場所を有効に活用する「多様な働き方」を推進しています。健康経営宣言のもと多様な働き方においても、社員一人ひとりが健康で良いパフォーマンスを発揮することが、より良いサービスを提供する活力、ひいては自社の発展につながると考え、CHO室では健康面からアプローチ・サポートを行っております。
その一環として、CHO室は年に1度、社員へ健康状態などをヒアリングする「ライフスタイルアンケート」を実施しています。その回答結果から、腰痛、眼精疲労、頭痛、アレルギー症状、PMSや更年期症状など、多くの社員がそれぞれ異なる日常での不調を抱えていること、それが社員のパフォーマンスに影響していることが見えてきました。
その状況を踏まえ、2022年度から新たに正しい知識の習得に加えて必要に応じて医療サポートを受けることで症状が軽減・改善しやすい健康課題に着目し、「社員一人ひとりの健康課題に向き合った診療サポート施策」を推進しています。
その中でも、特に毎年40〜50%の回答者が「生産性に影響がある」と回答している「花粉症などのアレルギー症状」について、会社として支援できる方法がないかを検討しました。
2022年度に実施した「頭痛・アレルギー症状」についての個別アンケートでは、回答者(N=328)のうち84%以上が「アレルギー症状により業務効率や生産性の低下を感じている」、140名以上は「通院や症状緩和のための対策をとっていない」ということが分かりました。
そこで、従業員の通院を促し症状を緩和させるべく、2022年度に約30名の希望者を対象に、「アレルギー症状による診療補助のトライアル」を実施。参加者を対象に実施したアンケートでは、「トライアル診療を利用し服薬等を行うことでパフォーマンスが上がった」と、回答者全員が回答しました。
この結果を踏まえ、2023年度からは「オンライン診療」「耳鼻科外来など最寄りの専門医療機関」いずれかの方法で受診・処方が選べるように改善し、希望者に3500円の補助を行う「アレルギー(花粉症)診療の補助」を実施。2024年2月現在、150名以上の従業員が利用しています。
また、「頭痛症状」に悩む人が多いことも判明したことから、専門医療機関での検査・診療をサポートする「頭痛外来」の診療補助も実施。
他にも「PMSや更年期で悩む女性のための診療補助」「SAS(睡眠時無呼吸症候群)検査補助」「禁煙外来への通院補助」など、従業員のニーズに合わせて様々な健康課題に向き合い、データや医療的なアプローチで解決する施策の推進にも取り組んでいます。
今後もCHO室では、多様化する社員の働き方にあわせた健康課題を解決し、DeNAならではの健康経営を実践していきます。