株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社長兼CEO:守安 功、以下DeNA)が提供する、AIを活用する次世代タクシー配車アプリ「MOV(モブ)」は、大阪府・京都府※1でのサービスを2019年7月8日(月)から開始しました。※1:一部地域除く ※2:仮称
大阪府では、3社のタクシー事業者と連携し、一般社団法人京都府タクシー協会(所在地:京都府京都市、会長:兼元 秀和)の配車アプリ推奨事業者となっている京都府では、9社のタクシー事業者と連携しサービスを開始しました。
今回新たにサービスを提供開始するエリアの詳細
■京都府
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提携タクシー事業者
9社
アオイグループ(アオイ自動車株式会社・ギオン自動車株式会社)、ぞうさんタクシーグループ(洛東タクシー株式会社・ホテルハイヤー株式会社)、比叡タクシー株式会社、帝産京都自動車株式会社、都タクシーグループ(都タクシー株式会社・西都交通株式会社・都大路タクシー株式会社) (五十音順)
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対象エリア
京都市(ただし、右京区旧京北町地域は除く)、向日市、長岡京市、大山崎町、久御山町、八幡市、宇治市、城陽市、宇治田原町、井手町、和束町、精華町、木津川市、京田辺市、笠置町、南山城村
今回の協業により、大阪府・京都府においても協業事業者と共に高い次世代タクシー配車サービスを構築します。また、DeNAは配車アプリのみならず、後部座席でお客様がニュース/交通情報などが見られるタブレット、クレジットカード(接触型/⾮接触型ICカード対応)および交通系電⼦マネーに対応する決済機、無線機システムとの連携などハードウェアを含めたタクシーの総合的なスマート化・IoT化を実現することを計画しており、タクシーの利用体験を次々に新しく便利にしていきます。
AI探客ナビ(仮称)について
AI探客ナビ(仮称)の需要予測結果の一例 / AI探客ナビ(仮称)の乗務員画面(開発中)
さらに今後、AIを活用してタクシーの需給予測をしながら経路をナビゲーションするシステム「AI探客ナビ(仮称)」を年内に神奈川県にて提供開始予定です。運⾏中のタクシー⾞両から収集するプローブデータ(⾃動⾞が⾛⾏した位置や⾞速などの情報を⽤いて⽣成された道路交通情報)とタクシー需要に関連する各種データ(気象、公共交通機関の運⾏状況、イベント、商業施設などのPOI 情報、道路ネットワーク構造など)を解析し、乗務員をリアルタイムかつ個別にお客様が待つ通りまで誘導します。タクシーの運転手は目的地を入力することなく、この「AI探客ナビ(仮称)」に従って走行することで、効率的に乗客を探すことができます。また、乗客はよりスピーディに街中でタクシーを捕まえることができます。
2018年11月に実施した第一弾の実証実験に続き、2019年3月からは全4回に渡る大規模な第二弾の実証実験を行っています。「実際に営業収入が上がり心強かった。実験後もナビに頼りたくなる」「提示ルートに納得感があり、収益性の高い典型的な営業ルートを再現できている」など、新人・ベテラン共に好評を頂いております。
キャンペーンについて
7月8日から、大阪市・京都市内で走行する「MOV」のラッピングが施されたタクシーを見つけて、Twitterに投稿すると豪華プレゼントが当たるキャンペーンを実施します。また、「MOV」アプリ内で専用のキャンペーンタクシーが配車できると、乗車料金が無料となるキャンペーンも同時に実施します。詳細はこちら(
https://m-o-v.jp/campaign/norutoru/ )。
今後の展開予定
大阪府・京都府では、タクシー事業者の「MOV」導入をさらに推進していき、協業事業者をさらに増やします。なお、兵庫県においても秋頃にサービスを開始予定です。また、これまでの乗客とタクシー事業者をマッチングする2者間モデルから、東京都内で実施をした「0円タクシー」のように、企業・店舗・行政などをも巻き込んだ、多者間マッチングモデルで新たな移動体験を創出するプロジェクト「PROJECT MOV」も展開予定で、ビジネスモデルの革新を図ります。「MOV」は、各地のタクシー事業者と連携し、都市圏を中心に順次全国各地へと拡大していく予定です。“すぐ呼べる。すぐ乗れる。”次世代タクシー配車サービスの普及拡大を進め、2020年には配⾞回数国内ナンバーワンを⽬指しています。また、タクシー事業者との連携を強化し、労働⼒不⾜などのタクシー会社が抱える課題の解決に貢献していきます。
次世代タクシー配車アプリ「MOV」とは
「MOV」は、対応する乗務員専用端末とセットで、タクシーの配車をスムーズに行えるサービスです。乗客は、アプリで予想到着時間を事前に確認した上で指定の場所へタクシーの配車依頼を行うことが可能です。周辺を走行中のタクシーがリアルタイムに可視化されて表示されるため、空車走行中のタクシーを簡単に確認することもできます。その上、迎車地点で乗客と乗務員が効率よく出会えるよう、お互いの現在地を確認できる機能や通話機能、定型メッセージを送り合える機能を実装しています。また、車内決済のほか、全車両でネット決済に対応し、事前のクレジットカード登録で降車時の煩わしい支払い・領収書受け取り等の手続きが不要で、目的地に到着と同時にスムーズな降車が可能です。2018年4月に神奈川県でサービスを開始し(旧:タクベル)、2018年12月からは東京都でもサービスをスタートしています。
また、DeNAでは、AIとIoTを活用した商用車向け交通事故削減支援サービス「DRIVE CHART(ドライブ チャート)」の提供も2019年6月から開始しており、商用車の事故削減を支援しています。