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東急株式会社(以下「東急」)、株式会社サイバーエージェント(以下「サイバーエージェント」)、株式会社ディー・エヌ・エー(以下「DeNA」)、GMOインターネット株式会社(以下「GMOインターネット」)、株式会社ミクシィ(以下「ミクシィ」)、渋谷区教育委員会の6者は、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台づくりを進めることを目的として、2019年6月17日に「プログラミング教育事業に関する協定」を締結し、「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」(以下、本プロジェクト)を推進しています。支援初年度となる2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による休校に伴い一部支援内容を変更して実施しましたが、2021年度は子どもたちの安全面を最大限考慮しながら、年間を通して授業支援を実施しました。支援開始から3年目を迎える2022年度も引き続き、渋谷区の全公立小中学校を対象に、講師派遣や授業例提供などの授業支援を実施します。
2021年度は、中学校における新学習指導要領の全面実施に対応する内容を盛り込み、渋谷区立全小中学校26校を対象に、参加各社のリソースを活用した講師・サポートスタッフの派遣を行いました。授業に参加した全児童・生徒を対象に授業満足度のアンケートを実施したところ、小学校99%、中学校97%と大変好評であったほか、実施した学校からは「専門的な内容を分かりやすく教えてくれ、昨年度に続き今年度の授業も大変良かった」などの声を多数いただきました。
また、夏休み期間にはオンラインによる実施を中心とするプログラミングワークショップを開催し、全国から約300名の皆さまにご参加いただきました。加えて、2021年度は新たに教育関係者・自治体関係者向けのトークセッションも開催し、本プロジェクトを推進するうえでの苦労や成功事例などについて、行政、民間企業、それぞれのプレーヤー目線で生の声を配信するなど、取り組みの情報発信に努めました。こうした実績から、2022年2月末には文部科学省主催「令和3年度 青少年の体験活動推進企業表彰」において「審査員優秀賞」を受賞し、本プロジェクトの取り組みを高く評価いただきました。
2022年度は、従来の授業支援に加え、新たに一部の小学校において「プロジェクト型学習(総合的な学習の時間等における探究的な学習の中での、問題解決や表現の手段としてのプログラミング活用に関する授業)」の支援を実施します。これまでのスキル重視型の授業を発展させ、プログラミングを課題解決の一手段として活用する体験を通じて、子どもたちが自ら問題を設定し解決する能力を養うことを目指します。さらに、本プロジェクトの取り組みを広く発信するために、問合せ機能を備えた公式HPを夏頃に開設予定です。2022年度も引き続き渋谷区におけるプログラミング教育の官民連携モデル確立と発展に取り組みます。