DeSCヘルスケアのヘルスビッグデータを活用した公募による研究3件が、「第66回 日本糖尿病学会年次学術集会」・「第96回 日本内分泌学会学術総会」・「第59回 日本循環器病予防学会学術集会」にて受賞

　株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:岡村 信悟）のグループでヘルスケア事業を展開するDeSCヘルスケア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬川 翔、以下DeSCヘルスケア)が提供するヘルスビッグデータを活用した公募による研究3件が、「第66回 日本糖尿病学会年次学術集会」・「第96回 日本内分泌学会学術総会」・「第59回 日本循環器病予防学会学術集会」にてそれぞれ受賞しました。

　DeSCヘルスケアは、2021年度からデータ利活用事業の一環として、ヘルスビッグデータを使用する研究にデータを無償提供する研究公募を行っています。
これにより、当社のデータベースを活用し高齢者をはじめとする生活者の日常診療の情報を含むレセプトデータを用いた研究や、健康診断情報・レセプトデータと研究対象者の状況を動的に把握することができるPHR※データを組み合わせた研究等を加速することで、生活者の生活の質の向上や健康寿命延伸、医療費適正化の一助になることを目指しています。

DeSCヘルスケアの研究公募に関する詳細はこちら：https://desc-hc.co.jp/research

※PHR：Personal Health Recordの略で、デジタルを活用し、健康・医療・介護に関する患者の情報を統合的に収集し、一元的に保存したデータのこと

　2021年度に採択された研究から以下3件が学会で受賞しました。

【第66回 日本糖尿病学会　第13回(2023年) 若手研究奨励賞(YIA:Young Investigator Award) 】
・演題：レセプトビッグデータ解析により明らかになった免疫チェックポイント阻害薬による 1型糖尿病の特徴と予後
・対象疾患領域：1型糖尿病
・主要評価項目：ICI投与後の1型糖尿病発症割合(診療行為コードと病名、インスリン投与)
・筆頭演者情報：奈良県立医科大学　糖尿病・内分泌内科学講座　紙谷 史夏
・共同演者情報：西岡祐一 1),2)、森田えみり 1)、竹下沙希 1)、小泉実幸 2)、中島拓紀 2)、久保慎一郎 1)、明神大也 1)、榑松由佳子 2)、 岡田定規 2)、野田龍也 1)、今村知明 1)、高橋裕 2)
1) 奈良県立医科大学　公衆衛生学講座
2) 同　糖尿病・内分泌内科学講座

【第96回 日本内分泌学会学術総会　優秀演題賞(「愛・内分泌」賞)】
・演題：レセプトビッグデータを用いた妊娠後骨粗鬆症の実態の解明
・対象疾患領域：骨粗鬆症
・主要評価項目：発生率、骨折の好発部位や時期
・筆頭演者情報：奈良県立医科大学　糖尿病・内分泌内科学講座　小泉 実幸
・共同演者情報：西岡祐一 1),2)、紙谷史夏 1)、中島拓紀 1)、森田えみり 2)、久保慎一郎 2)、明神大也 2)、榑松由佳子 1)、岡田定規 1)、野田龍也 2)、今村知明 2)、高橋裕 1)
1)奈良県立医科大学　糖尿病・内分泌内科学講座
2) 同　公衆衛生学講座 

【第59回 日本循環器病予防学会学術集会　Young Investigator’s Award最優秀賞(第13回日本循環器病予防学会予防医学賞)】
・演題：血圧コントロール不良に対する不十分な高血圧薬物治療による影響: リアルワールドデータに基づく解析
・対象疾患領域：高血圧
・主要評価項目：血圧コントロール不良
・筆頭演者情報：東北医科薬科大学医学部衛生学・公衆衛生学教室、東北大学東北メディカル・メガバンク機構予防医学・疫学部門　佐藤 倫広
・共同演者情報：室谷智子 1),2),3)、村上任尚 1),2)、小原拓 2),4)、浅山敬 5),6)、大久保孝義 5),6)、今井潤 6)、目時弘仁 1),2),6)
1) 東北医科薬科大学医学部衛生学・公衆衛生学教室
2) 東北大学東北メディカル・メガバンク機構予防医学・疫学部門
3) 宮城厚生協会 泉病院
4) 東北大学病院薬剤部
5) 帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講座
6) 一般社団法人東北血圧管理協会

受賞した研究者のコメントを含めた詳細はこちら：
・第66回 日本糖尿病学会　第13回(2023年) 若手研究奨励賞(YIA:Young Investigator Award)
・第96回 日本内分泌学会学術総会　優秀演題賞(「愛・内分泌」賞)
・第59回 日本循環器病予防学会学術集会　Young Investigator’s Award最優秀賞(第13回日本循環器病予防学会予防医学賞)

　今後もDeSCヘルスケアは、ヘルスビッグデータの活用を通じて、平均寿命と健康寿命の差を縮め、医療費適正化の課題解決に貢献していきます。