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株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村信悟)のグループでヘルスケア事業を展開するDeSCヘルスケア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬川翔、以下DeSCヘルスケア)は、「楽しみながら、健康に。」を実現するヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」が、行政サービスをデジタルに集約・連携する基盤「都市OS」に連携したことをお知らせします。なお、既に複数の自治体において同連携を実施し、地域の健康増進への貢献を開始しており、今後も一層推進していきます。
「kencom」は2015年のサービス開始以来、健康保険組合、健診医療機関、地方公共団体、生命保険会社など126団体、約800万人に提供し、ユーザーの健康意識にかかわらず健康増進をサポートするアプリとして評価されています。
ユーザーは、健康行動に応じてポイントを獲得できるプログラムや、ゲーム開発の技術を応用したペットキャラクター育成機能、オンラインウォーキングイベントへの参加など、楽しみながら日々の健康習慣を促進しています。その結果、継続率(ある月の累計登録者に占める、その翌月の利用者数比率)は約60%と高い水準を維持しています。
都市OSは、内閣府および自治体が推進するスマートシティ実現のための基盤システムです。その主な機能は以下の通りです。
都市OSの導入意義は、データを活用して都市全体の最適化を図り、住民生活の質の向上、都市機能の効率化、そして持続可能な地域コミュニティを実現することにあります。
※都市OSについての詳細は内閣府・総務省・経済産業省・国土交通省スマートシティ官民連携プラットフォーム「スマートシティガイドブック」 (https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/smartcity/sc-guid-book-0-125-2.html)を参照ください。
kencomは、個人の健診結果やライフログ(歩数、体重、睡眠記録等)を一元管理し、そのデータを活用して健康増進に役立つ情報提供やインセンティブ提供を通じて、利用者の健康意識の向上を支援するアプリです。このkencomが持つ「データに基づいた健康支援」の機能を基盤とし、都市OSとユーザーID連携を行うことで、自治体は以下の価値を創出し、住民全体の健康増進と、持続可能な地域コミュニティの形成を加速できます。
1.住民の健康増進を支援する新たなサービスの創出
kencomが蓄積する健康診断結果や日々のライフログ(歩数・体重・睡眠記録など)は、集団の健康傾向を把握するための貴重なデータとなります。これらのデータを、住民の同意のもと都市OSを介して地域の多様なサービスと連携させることにより、住民全体の健康課題の明確化や、地域特性に応じた効果的な健康増進施策の立案、および健康に関する情報提供の質の向上に繋げることが期待できます。
2.地域全体で支える、持続可能な「健康長寿社会」の実現
データに基づいた健康増進の取り組みは、住民の健康に対する意識を高め、健康的な行動を促すことで、生活の質(QOL)向上に貢献します。kencomと都市OSの連携は、データを活用して具体的な健康増進施策を生み出し、住民の行動変容を後押しする「健康増進の仕組み」を地域に育みます。住民が自らの健康に関心を持ち、主体的に健康づくりに取り組むこと、そして、地域全体で健康を支え合う文化が醸成されることで、医療費や介護費の適正化といった財政的効果に加え、誰もが健やかで心豊かに、活き活きと暮らせる、真に持続可能な「健康長寿社会」の実現に貢献します。これは、自治体が推進するウェルビーイングの向上と、将来世代も見据えた持続可能なまちづくりの実現を力強くサポートするものです。
DeSCヘルスケアは今後も、kencomと都市OSの連携を深化させ、テクノロジーの力で行政と住民双方にとって価値あるサービスを提供し、健康寿命の延伸と医療費の適正化の実現に貢献していきます。