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株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村 信悟)のグループでヘルスケア事業を展開するDeSCヘルスケア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬川 翔、以下DeSCヘルスケア)は、11月9日から12日にかけて英国・グラスゴーで開催された医療経済学分野最大級の国際学会である「ISPOR Europe 2025」にて、ヘルスビッグデータを用いて「睡眠の質」と「生活の質(以下、QOL)」との強い関連を実証する研究成果を発表しましたのでお知らせします。本発表は東京大学の五十嵐中特任准教授との共同で行った成果になります。
従来のデータベース研究では、患者さんの主観的な評価(QOLや睡眠の満足度など)や、健康診断以外のタイミングでの測定データ(身長・体重など)が不足しているという課題がありましたが、DeSCヘルスケアが提供する匿名加工情報であるレセプト(診療報酬明細書)データと、スマートフォンアプリ「kencom®」を通じて得られた患者報告アウトカム(以下、PRO)データを用いて、「主観的な睡眠の質」とQOLとの間には統計的に有意な関連性があることを実証しました。
この知見は、生活者のQOLを維持・改善するために、睡眠の質の低下を早期に特定し、睡眠障害に対して適時かつ持続的な治療介入を行うことの重要性を強く示唆するものです(本研究に関する詳細は別紙を参照ください)。
今後ともDeSCヘルスケアは、リアルワールドデータを活用した研究を支援し、エビデンス創出を促進することで、生活者の健康寿命の延伸と医療費適正化の課題解決に貢献していきます。
*ISPOR:International Society for Pharmacoeconomics and Outcomes Research