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株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:南場 智子)のグループでヘルスケア事業を展開するDeSCヘルスケア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬川 翔、以下DeSCヘルスケア)は、日本麻酔科学会第73回学術集会において、DeSCデータベースを用いて研究した東北大学大学院 矢吹 志津葉先生を筆頭演者とする学会発表が優秀演題賞を受賞したことをお知らせします。
日本麻酔科学会第73回学術集会
「高齢者の非がん性疼痛に対するオピオイド使用と肺炎入院との関連 -大規模保険者データを用いたnested case control study- 」
筆頭演者:東北大学大学院医学系研究科 麻酔科学・周術期医学分野 矢吹 志津葉先生
このたび、日本麻酔科学会第73回学術集会において、「高齢者の非がん性疼痛に対するオピオイド使用と肺炎入院との関連 -大規模保険者データを用いたnested case control study- 」を優秀演題に選出していただきました。ご指導いただいた東北大学大学院麻酔科学・周術期医学分野の山内正憲教授、海法悠先生、データ抽出に際してご指導いただいた東北大学名誉教授の藤森研司先生、ならびに研究環境をご提供いただいたDeSCヘルスケア株式会社の皆様に、心より御礼申し上げます。
オピオイド鎮痛薬は、中等度から高度の痛みに対する重要な治療選択肢ですが、高齢者では呼吸抑制、鎮静、嚥下機能低下、免疫機能への影響などを通じて、肺炎の発症に関与する可能性が指摘されています。一方、日本の実臨床において、非がん性疼痛に対するオピオイド使用と肺炎による入院との関連を大規模データで検討した研究は限られていました。本研究では、DeSCデータベースを用い、65歳以上の非がん患者を対象として検討し、直近のオピオイド使用は、低用量であっても肺炎入院と関連する可能性を示しました。また、併用される非オピオイド鎮痛薬の種類が多い患者ほど、肺炎入院との関連がより強く認められました。観察研究であるため因果関係を直接示すものではありませんが、日本の実臨床における安全な薬物療法を考える上で重要な知見であると考えています。
鎮痛薬は複数の医療機関から散発的に処方されることがあるため、単一施設のデータのみでは患者さんの処方状況を十分に把握できません。本研究は、DeSCヘルスケア株式会社の大規模保険者データを活用したことで実現しました。
本研究の結果がオピオイド治療を否定するのではなく、高齢者に安全に使用するための患者選択や投与後の観察、肺炎リスクへの配慮を考える一助となることを願っています。今後もリアルワールドデータを活用し、痛みの治療と安全性の両立に資するエビデンスを創出してまいります。
DeSCデータベースを用いた研究についてはこちらに掲載しています。