ヘルスケア

MYCODEに新型コロナウイルス感染時の重症化リスクの遺伝的傾向が分かる新検査項目を追加

2021年9月10日

 株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村 信悟、以下DeNA)の子会社である株式会社DeNAライフサイエンス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:米山 拡志、以下DLS)が提供する一般向け遺伝子検査サービス「MYCODE」(https://mycode.jp/)は、新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)に関する遺伝子検査項目として、新型コロナ感染時の重症化リスクに関する新項目をリリースしました。

 現在、新型コロナに関する研究は、世界の様々な分野で進められています。遺伝子研究分野においては、ウイルス研究だけでなくヒトの全遺伝情報(ゲノム)研究により、ウイルスへの感染しやすさや感染時の重症化に関連する要因の探索が進められています。
 コロナ禍当初より、新型コロナ関連の検査項目の追加についてMYCODE会員様から要望をいただいていましたが、MYCODEの選定基準に合致した研究論文が出ず実現していませんでした。この度MYCODEの論文選定基準に合致する研究論文が発表されたため新項目として追加しました。

 根拠とした研究論文は、2021年7月に科学雑誌「Nature」で発行された、「Mapping the human genetic architecture of COVID-19 by worldwide meta-analysis」を採用しています。これは1,860名の日本人データを含む多国間での新型コロナ患者の重症化傾向について、関連する遺伝子領域を解析した大規模な研究です。COVID-19の罹患によって重症化した患者と一般集団のゲノムデータを比較し、重症化に関連する6つの遺伝子領域を特定したこの研究から、MYCODEの基準を満たす1つのSNPs(ゲノム配列の個人差)を元に、個人のお客様ごとの遺伝型におけるCOVID-19罹患時の重症化リスクの遺伝的傾向をお調べします。

 MYCODEの検査を受けた会員様は無料※1で新型コロナ感染時の重症化リスクを調べることが可能です。
 本追加項目の検査結果ページでは、陽性者数の推移や死亡者数、年代別発症率等、新型コロナに関する基本データや感染予防行動を視覚的に理解してもらいやすいよう掲載しています。基本データ部分は厚生労働省が公開するデータを元に毎日更新を行っています。

(図)新型コロナに関する基本データの例

※1 がんパック、ディスカバリー他、一部のパッケージは無料追加の対象外となります。

※検査結果は、新型コロナウイルス感染症の実際の罹患歴、現在の感染または症状の有無をお調べするものではありません。
※検査の結果はあくまで統計情報に基づくものであり、リスクが高いから必ず重症化する、リスクが低い場合でも必ず重症化しないということではありません。
※本プレスリリースの画像は、2021年9月2日時点で表示されるデータです。厚生労働省が公開するデータを元に、情報は原則、毎日更新されます

【DeNA CMO(Chief Medical Officer) 三宅邦明のコメント】
 世界的なパンデミックとなっている新型コロナウイルスに対して、DeNAグループとしても職域接種の実施やスポーツを通じた社会貢献などを積極的に展開しています。その一環としてヘルスケア事業の中核である遺伝子検査サービスにおいても、エビデンスレベルの高い論文をリファレンスとして重症化と関連するSNPsに関する情報提供を開始しました。
 度重なる緊急事態宣言延長に伴う長期化の環境下において、新型コロナウイルスに対する関心が薄れたことも現在の感染増の原因の一つとも言われています。
 その中で、DeNAグループのヘルスケア事業のミッション「シックケアからヘルスケアへの転換を実現し、健康寿命を延伸する」に基づき、遺伝子検査を通じて自分の体質を知ることで、予防意識や行動変容に繋がる一助となれば、と考えております。