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「楽しみながら、健康に。」をコンセプトに、ユーザーの健康増進をサポートするヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」。歩数や体重などのライフログ記録や健診結果の確認、個々のユーザーに合わせた健康情報の配信、ポイント獲得やイベント開催など、ユーザーが健康への取り組みを継続して続けられるようなさまざまな機能を備えています。
そんなkencomをより楽しく活用してもらうために、新しい機能として追加したのがキャラクター育成機能「kencomミッション エアモの部屋」。
私たちDeNAがこれまで多数のゲーム開発で培ってきたノウハウを、ヘルスケア領域に応用。ペットキャラクター「エアモ」を育てるためにさまざまなミッションにチャレンジすることで、健康的な生活習慣が自然と身についていく“ゲーミフィーケーション”を取り入れたサービスとなっています。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、生活者の健康意識が向上。ステイホーム期間中に、これまで運動習慣のなかった人が新たに運動を始めるなど、実際の行動変容も多く生まれており、アフターコロナを見据えた新しいヘルスケアのあり方を求めて今、さまざまなヘルスケアアプリやサービスが登場しています。
ユーザーに健康への取り組みを続けてもらうための手法はさまざま考えられますが、クリアすべき課題を一方的に提示して、それをただクリアしてもらうだけでは、ユーザーの行動も義務的なものになり、長くは続きません。
より楽しくユーザーに健康へのアクションを起こしてもらうためには、どうすればいいか?
DeNAならではのアプローチを考えた結果、kencomに“キャラクター育成”という要素をプラス。そこで目をつけたのが、別のゲームプロジェクトで生み出されたキャラクター“エアモ”でした。プロジェクトが頓挫したことで、日の目を見ていなかったエアモをkencomに実装する形で再活用。kencomにカスタマイズしたキャラクターとして、生まれ変わることになりました。
「kencomミッション エアモの部屋」の根底にあるのは、ペットを育てる感覚で楽しみながら自然と健康になっていく、という発想です。
ミッションをクリアしていくことでキャラクターであるエアモがユーザーと共に成長。ユーザーはエアモが成長していく姿を見ることで、アプリ内のミッションに楽しくポジティブに取り組める。そのようなゲーミフィケーションの仕組みづくりが、開発の大きなポイントになりました。
重要なのは、ゲームをすることがユーザーの目的になるのではなく、あくまでもその先にある“ユーザーの健康”。そこで「kencomミッション エアモの部屋」においては、あえて一般的なゲームのような「ゴール」を設けないことを意識。RPGのような“クリア”の概念ではなく、キャラクターを育てる過程そのものが、そのままプレイの楽しみとなるようなゲーム設計を行いました。
キャラクターを放置すると死んでしまう、というような育成ゲームにありがちなネガティブなイベントも避けて、エアモを放置すると「家出」する設定にするなど、“健康”アプリならではの気配りや工夫も随所に施しています。
「kencomミッション エアモの部屋」でとりわけ気を配っているのが、的確なミッション難易度の設定。
最初から高すぎる健康目標を掲げても、それを継続することは簡単ではありません。そこで「kencomミッション エアモの部屋」においては、小さなミッションを達成していく過程そのものが、楽しさと充実感につながるゲーム設計を意識。特にコロナ禍以降、多くの人が出歩く機会も少なくなったため、それまでの1000歩単位のミッションに加えて、100歩のミッション達成基準も追加するなど、難易度バランスに留意し、日々、細やかな調整やチューニングも行なっています。
またユーザーが自然と愛着を持ち、日常的に可愛がりたくなるようなキャラクター造形を目指して、エアモのキャラクターとしての可愛さにもこだわりました。見た目や動き、言葉遣いなど、これまでさまざまなゲーム開発で培ってきた私たちのキャラクター設計の細かなノウハウを、ここでも大いに活かしています。
リリース以降、キャラクターであるエアモそのものに対する反響やご要望が数多く寄せられており、「エアモのバリエーションをもっと増やして欲しい」「エアモのかわいいアクションを実装して欲しい」「エアモと会話がしたい」など、多様なご意見が寄せられています。
私たちとしては、こうしたユーザーの皆さまの反響の声そのものが、エアモというキャラクターへの人気や愛着を表していると捉え、そのような声を開発・運用に活かすべく、エアモのブラッシュアップはもちろん、kencomのさらなる機能拡張や、柔軟性の高い運用体制の構築にもつなげていきたいと考えています。
また「kencomミッション エアモの部屋」における育成ゲームを応用したゲーミフィケーションのノウハウは、他の事業領域にも応用できる可能性を大いに感じています。エアモで得た経験と知見を大いに活かして、今後も充実したサービス・プロダクト開発を実施していく予定です。
2年ほど前に開発のお話を頂いた際、ゲームの可能性を広げるゲーミフィケーションに関するプロジェクトということで大変ワクワクしていたことが思い出されます。開発をさせて頂く中で、楽しく健康になるために寄り添う柔らかで温かみのあるキャラクターや世界観、遊びやすいゲーム性、そして何よりもそれを実現するための貴社の熱意に感銘しました。今後も進化していくエアモの部屋に携われることを感謝しております!
株式会社クロスゲームズ ゲーム事業本部副部長 野中秀彦
継続することが難しい健康管理に可愛いキャラクターの育成要素を取り入れ、楽しみながらヘルスケアを続けてもらえるサービス内容は新しくてとても興味深く感じました。
弊社でそれらのキャラクター、アイテムの作成に携わることが出来て光栄です。
可愛さへのこだわりがつまったエアモのさらなる活躍の場が広まっていくことに期待してます!
有限会社カナバングラフィックス ビジュアルアーティスト 関厚人