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DeNAと聞いて、思い浮かべるのはどんなことでしょうか。
ベイスターズ、モバイルゲーム、ライブ配信、ヘルスケアサービス、ブレイブサンダース、モバゲー……。
これらはどれも、DeNAが「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」というコーポレートミッションの下、展開している事業や領域です。DeNAという社名を知らずとも、生活のどこかで触れたことがあるのではないでしょうか。
一方で、私たちDeNAがさまざまなサービスを提供していることで、かえって何の会社なのか伝わりづらく、その根底にある軸や想いが届いてないのではと考えていました。「何をしているのか、なぜそれをやるか」を一企業としてまとめて端的に言えればいいのですが、一言で説明することは難しく、どうすればわかりやすく伝わるのだろうかと自問自答してきました。
いまDeNAが大切にしているのは、エンターテインメントと社会課題という2つの事業領域を主軸としたユニークな特性を生かし、積み重ねた強みを掛け合わすことでお客様や社会に新たなDelight(デライト:お客様・ユーザーの想像を超える驚きや喜び。詳細は後述)を提供することです。
例えば、エンタメ事業にデータサイエンスなどの分析的手法を取り入れたり、社会課題領域に喜びや驚きを伴ったユーザー体験を取り入れたりすることはその一例です。
また、その背景には、DeNAが未知の領域への挑戦を繰り返してきたという成り立ちがあります。
1999年3月、DeNAはインターネットオークションを始めるために生まれました。米国で流行していたインターネットオークションを日本で立ち上げようと、同年11月にPC上のオークションサイト「ビッダーズ」をオープンさせました。しばらく事業が軌道に乗りませんでしたが、ユーザーの利便性を目的にオークションにショッピングモール機能を搭載し収益が大きく伸びました。
2004年、通信の高速化・パケット定額制・カメラ付き携帯の登場で携帯電話を取り巻く環境が整ったのを見計らい、いち早くモバイルサービスに注力し始めました。インターネット上のオークションサービスの運営ノウハウを生かし、携帯1台で出品から落札、その後のやり取りまでが全てできる「モバオク」を開始、同時期には携帯専用のアフィリエイトサービスもスタート。
次にチャレンジしたのがケータイゲーム&SNS「モバゲータウン」。無料ゲームでの集客とコミュニティの活性化、仮想現実を楽しめるアバターが人気となり、10代〜20代を中心に流行しました。その後の2009年、海外でゲームのソーシャルアプリがFacebook中心に盛り上がってきた動きに着目し、ソーシャルゲーム事業に参入。「怪盗ロワイヤル」など人気ゲームを誕生させ、数か月後にはモバゲーをゲームプラットフォームとしてオープン化しました。
2011年にはプロ野球界へ参入しました。全く畑違いですが、未知の領域への挑戦という意味ではこれまでと同様です。Delightを追求することに集中し、球団と球場の一体経営も実現し進化しました。プロ野球経営のノウハウはプロバスケットボール、プロサッカーにも生かし、いまではエンタメ事業で培った課題解決メソッドを掛け合わせ、スポーツを基点としたまちづくりにも発展させています。
2013年以降は、インターネットとAIを武器に、エンターテインメントと社会課題という両軸を中心に、ヘルスケア、ライブストリーミング、オートモーティブなど、多種多様な業界への参入を果たしています。
そして、2021年にはミッション・ビジョンを刷新。新ミッションでは創業以来大切にしてきた「Delight」という原点に立ち返りました。Delightは通常「喜び」と訳されますが、顔がパッと明るくなるような、ちょっとした驚きを伴う喜びというニュアンスがあります。ユーザー・お客様に「ほう!ここまでやってくれたか」と思っていただけるような、高いレベルの価値提供を目指していくことを表明しました。
価値基準が多様になってきているこの時代、人の数だけ幸せや楽しみ方がある中で、一人ひとりのお客様・ユーザーに想像を超える驚きや喜びを感じて頂けるよう、そして一人ひとりが自分らしく輝ける世界の実現に向けてDelightの提供に真っすぐに向かうことを、改めて強く掲げています。事業やサービスごとに追い求める「想像を超えるDelight」とは何だろうと考え目標とし、日夜ゴールに向かって取り組んでいます。
このオウンドメディア「DeNAストーリー」では、DeNAの成り立ちも踏まえつつ、事業やサービスを具体的な事例としてとりあげながら「なぜさまざまな領域の事業をしているのか」「どんな体験をユーザー・お客様に伝えたいのか」「それぞれのサービス・事業が目指すDelightとは何か」などをお伝えしていきます。DeNAとはどんな会社で何を目指しているのか、いろいろな側面からその「解」を見つけていただけたら幸いです。
「DeNAストーリー」編集部一同
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