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日本では社会の高齢化の進展に伴い高齢者が関わる交通事故が社会問題になるなど、高齢者の交通安全対策が大きな課題となっています。2022年5月13日には改正道路交通法が施行され、運転技能検査が義務化されるなど、制度の見直しがありました。
また、本人からの申請により、運転することができる自動車の範囲を安全運転支援装置が搭載された普通自動車(サポートカー)に限定する条件を、免許に付与するサポートカー限定免許の制度が新設されました。
DeNA SOMPO Carlifeが提供するクルマ定額サービス(※1)「SOMPOで乗ーる」では、制度改定に先駆け、2021年10月より免許返納による中途解約が可能なオプションを新たに提供開始(※2)しました。これにより高齢者の方が安全運転支援装置のついた新車に乗り換えやすくなるような提案をおこなっています。
本記事では、新たなオプションの提供による、安心・安全なカーライフへ向けたビジョンをDeNA SOMPO Carlife事業本部の太田 直樹、末永 真子がご紹介します。
※1 リースの契約期間は3年・5年・7年・9年があります。月々お支払いいただく金額が変動する場合がございます。また、契約は別途当社の指定するリース会社との契約になります。 詳細はリース会社の約款をご確認ください。
※2 車両の返却、クルマの原状回復やその他諸条件があります。また条件を満たさなかった場合、原状回復に係る費用等お客さまにご負担いただく費用がございます。
車の買い方として、一括払い、ローン払い、カーリースの3つがあります。
これまで一括払いやローン払いの残価設定型ローンなどが主流でしたが、ここ数年でカーリースが世の中に認知され浸透してきました。カーリースは初期費用不要であり、車を所有する上でどうしてもかかってしまう税金や車検代などの車以外の費用も含め月々一定の支払いでマイカー同様に乗れるのが特長です。
所有から利用へと世の中が変化しているなか、その流れに応じクルマの持ち方も変化してきています。「SOMPOで乗ーる」では、リースの契約期間を3年、5年、7年、9年の中から選べ、契約期間が長ければ長いほど、月々にかかる費用はお手軽になります。例えば、ダイハツ ミライースを9年契約した場合、おおよそ月々1万円台から乗ることが可能です。
安全運転支援装置が搭載されたサポートカーへの乗り換えを初期費用などの理由からできていなかった高齢者の方々にもカーリースは使いやすいサービスと言えます。
サポートカー限定免許の制度が新設された通り、近年では、車の技術進化も著しく自動ブレーキや危険な際にアラートが出るような安全運転支援装置が新車のサポートカーには搭載されています。また、車は所有するだけで税金などの費用がかかり、家と同じように古くなればなるほどメンテナンスに費用がかさみます。
いざ安全装置が搭載された新車への乗り換えを検討されても、所有するだけで費用がかさむクルマだからこそ、初期費用などの理由だけでなく、年齢を重ねる上でいつまで運転できるかという理由から不安に思われる方も少なくありません。
初期費用不要で月額費用だけで手軽に新車に乗れるカーリースは、高齢者の方に特にお勧めの乗り方です。一方で、カーリースはクルマの購入・維持費など必要な費用から、契約期間満了時の予想車両価格(残価)を差し引き、残りの代金をお支払いいただくシステムです。そのため、リース期間中の中途での解約は原則としてできません。やむをえない事情でお客さまが解約を希望され、リース会社が認めた場合であっても、中途解約金が発生します。
このことが、いつまで運転できるか分からないといった高齢の方のカーリースへ乗り換える際のハードルとなっていました。結婚や出産、転勤などライフスタイルの変化に応じたベストな車を選べるよう、以下のようなオプションを2021年より提供しています。
特に高齢の方や高齢者を親に持つ子世代に、免許返納オプションが支持されています。
運転が不安になってきた方でも、クルマ以外の移動手段が限られていたり、決断に踏み切れなかったりする現状があります。しかし、免許返納オプションでは、免許返納に至るまでに、中途解約金の心配なしにサポートカーへの乗り変えを経るなど、免許返納へ段階的に進めていくことができます。クルマのある生活からない生活へと、急激に変わるのではなく、段階を踏むことで気持ちの整理もつけやすくなります。
実際に、運転が不安になるであろう2年後を見越し、新車への乗り換えを考えていた75歳のお客さまがいらっしゃいました。以前契約していたカーリースでは中途解約金がかかること、新車を購入後に体調を崩された友人の話や、購入した場合には売却が面倒などの理由から、車の乗り換えにネガティブな印象をお持ちでした。
しかし、「SOMPOで乗ーる」の免許返納オプションは、中途解約金がかからないこと、返却の手続きも簡単なことから、サポートカーへの乗り換えを決断され、今もカーライフを安全に楽しまれているそうです。
帰省などで、高齢になった親などと一緒にクルマに乗る際に少しでも不安に思うことがあれば、安全な装置が付いている車への乗り換えを検討してみるなど、家族で意識し話すことが、高齢者による交通事故の削減に繋がるのではないでしょうか。
「SOMPOで乗ーる」は、これからより高齢化していく日本において、運転をする方やクルマでの移動を楽しみたい方などにむけ、優しく安心・安全なサービスづくりを突き詰めていきます。
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです