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DeNAでは、ベイスターズファンの熱気を周辺地域へ波及させていけるような街づくりを目指しています。プロ野球のオフシーズンにおいてもその姿勢は変わらず、「街の賑わい創出」と「街と人のつながり創出」にむけて、「集客・再訪・回遊」を軸とするさまざまなサービスの開発を推進しています。
横浜市の旧市庁舎街区活用事業への参加や、大規模イルミネーションイベント「BALLPARK FANTASIA supported by Billboard Live YOKOHAMA(以下、ボールパークファンタジア)」の開催、飲食予約サービス「Neee(ニー)」の提供はその一貫です。横浜スタジアムや横浜公園、日本大通りへ集客し、その活気を周辺の地域へつなぐことで、関内・関外エリア全体の活性化を目指します。
DeNAが描く街づくりのビジョンと、実現にむけたストーリーをお伝えいたします。
DeNAは、これからの街づくりに求められる要素として「賑わいづくり」と「賑わいの波及」、それらを持続的に発展させるための「賑わい作りの持続可能性」に着目。ベイスターズのIPを活用したり、横浜スタジアムなどでのイベント開催によって集客し、集まった人々を周辺地域へつなぐことで、街全体の活性化を目指します。
地域へ賑わいを広げる上では、施設から最初の回遊先に送客させることが重要であると考え、飲食予約サービスの提供を今年の10月から開始しました。
飲食予約サービス「Neee」は、今すぐ入れる近くのお店を探しているお客さまと、当日の空席を埋めたい飲食店をリアルタイムにマッチングさせるサービスです。
観戦・イベント後や、飲み会後の2次会、空いてる飲食店が少ない深夜など、外出先での突発的な飲食店探しの需要に対して、現在地から1km圏内かつ空席がある飲食店一覧が即座に分かり、その場で予約が成立させることができます。
土地勘がなくても簡単に周辺のお店を探せ、直接電話をかけなくても空席状況が分かり、ウェブサイト上で予約まで完結する点が特徴です。
横浜スタジアムがおこなったアンケート調査でも、観戦後に周辺の飲食店へ立ち寄る人が「金曜は約15% / 土日は約20%」いる結果が出ているため、その熱量が冷める前にいかにスピーディーに誘導できるかを追求。検索から30秒で飲食店一覧を表示させることに拘りました。
飲食店向けに提供しているアプリ側は、空席状況を簡単に更新、予約を承認できるシンプルな設計にしています。また、街でつくり出された賑わいを周辺に広めるための仕掛けづくりにも積極的に励んでいます。実際に、ベイスターズなどのIPや音楽アーティスト、横浜スタジアムでおこなわれる興行イベントと周辺のNeee加盟飲食店が連携した飲食コラボを企画し、多くの送客を実現させてきました。
実際に加盟店『焼肉YOKOHAMA045』のオーナーからは、「試合がある日などは多くの方に来店いただけているのですが、試合以外の日との差が生じてしまうことを課題と感じていたので、集客に繋がればと思いNeeeを導入しました。他の予約サイトでは無断キャンセルが発生することがあるのに対して、Neeeはお店を“今”探している人に向けてのサービスで予約の有効期限が30分間なのが分かりやすくて助かっています。」といった点を評価いただいています。
大型集客施設やイベント主催者側の「お客さまの来場前後の体験価値向上」や「新たな収益軸を開発したい」というニーズに応えるためも、今後は更に施設やイベント主催元と連携し、来場者を周辺飲食店へ送客するさまざまなコンテンツを企画していく予定です。
賑わいづくりにおいては、人々を魅了するイベントを推進することで、横浜への集客を目指します。
その一つに、プロ野球がオフシーズン中の横浜スタジアムと横浜公園を有効活用し、関内へ人を誘致するイベント「BALLPARK FANTASIA」があります。2022年12月3日〜25日の間、幻想的な光の演出によって横浜スタジアムと横浜公園、日本大通りを盛り上げます。
3年目の開催となる今年は昼間のコンテンツを更に充実させ、からだを動かしながら音を奏でる新しい演奏体験を提供。横浜スタジアム周辺を、子どもから大人まで楽しめるミュージックパークに変貌させます。
また、横浜市の旧市庁舎街区活用事業への参加は、市役所として長年愛されてきた場所をお借りし、新たな観光集客の拠点へと育てていく取り組みです。
施設全体の使用用途がホテルやオフィス、大学、エンタメ施設など多岐に渡るなか、DeNAは国内最大級のライブビューイングアリーナとエデュケーション施設の設置を担当。
エデュケーション施設というのは、子どもの運動能力測定や身体的特徴などをフィードバックもらえるような遊び場を企画検討しています。
将来的には、横浜スタジアムの回遊デッキと施設を道路の上を跨ぐかたちでつなげる開発を横浜市と計画中で、人のつながりが双方へ広がることを期待しています。
前述の施策によって関内周辺で「集客・再訪・回遊」の実績をつくり、賑わいを拡大させておくことで、2026年に完成予定の旧市庁舎街区活用事業へ大勢の人を誘致する狙いもあります。
DeNAのスマートシティ事業本部では、横浜市に関わる全ての人が横浜市のファンになっていただけるような街づくりに寄与したいと考えています。そのためにも、集客コンテンツの創出や、その活気を周辺の飲食店へ送客させる実績を着実に積み上げながら、街全体へ賑わいを波及させていきます。
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