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スマ―トフォンやPCブラウザでゲームや交流を楽しむSNS「Mobage」で提供しているアバターは、2006年のモバゲータウン(現、Mobage)オープン時に2Dアバターとして誕生し、2009年から3Dのモーションアバターを開始しました。以来、毎月500点、累計20万点以上の3Dアイテムを実装しています。
そのアバターをメタバース空間へ連れ出せるイベント「Mobage 3D Park」を2023年2月に期間限定でオープンします。このイベントは、慣れ親しんだ3Dのアバターとお気に入りの装いのまま、プラットフォームを飛び越えて他社アバターとも交流できる世界を見据えた試みです。
いわゆる「ガラケー」と呼ばれるフィーチャー・フォン時代から続くMobageが、試行錯誤で積み上げてきたコアなサービス体験と新たな体験創出に挑む意義についてまとめます。
Mobageで提供しているアバターは、Mobageユーザーの分身として2Dからスタートし、2009年に3D化しました。アバターサービスの開始以来、帽子・髪・顔・服・アクセサリー・背景・フィルター・モーション(ポーズや動き)といったアイテムによって彩りを沿えながら、Mobage内のコミュニケーションを盛り上げています。
Mobageのユーザー層は新規の方から長年親しんでくださっている方まで幅広く、年齢も20代から50代を中心に幅広い世代に渡ります。そのため、それぞれの層に響くように企画の趣向をこらしながら、毎日新しいアイテムをユーザーに届け続けています。
アバターは、Mobage内での分身的な役割に加え、アバター装飾が一つの自己表現としても進化してきました。アバターの着替えを日々のルーティンとして親しんでもらえるよう、シーズンに因んだアイテムや、興味があるものの実社会では挑戦しにくいアイテムの充実化を目指し、日々企画を練っています。
アイテムの企画は、季節やイベントをモチーフにしたオリジナル企画と、人気キャラクターやIPとのコラボ企画の2軸で展開しています。例えば、「クリスマス×ゴシック」「ハロウィン×人気キャラクター」など、既視感をもたれないようにテーマ×テーマの掛け合わせによって企画のバリエーションを広げ、着用率やアンケートなどでの振り返りをおこないながら試行錯誤してきました。
振り返りでは、万人が「可愛い」「かっこいい」と思う王道のアイテムだけでなく、擬人化アイテムやネタ系アイテムといった“攻め”のアイテムも多く着用されていることがわかるなど、多様なユーザー属性で賑わうMobageらしさも垣間みることができます。
時代に沿ったトレンドをアイテムに随時反映していくなかで、近年は絵師さんとのコラボアバターが人気を集めています。Twitterなどでも有名な絵師の作品が3Dアバター化されることがユーザーやファンの方から支持を得るようになり、大きな反響となっています。
近年、メタバースの普及により、今まで個々のプラットフォーム内に閉じていた仮想空間での交流が、プラットフォームの枠を超えて広がってきています。Mobageでは、ユーザーにその新しい交流体験に触れていただけるよう、更には、プラットフォーム間をスムーズに往来する体験をしていただける、メタバース空間でのイベント「Mobage 3D Park」を2月に開催予定です。
そこでは、Mobageをモチーフにした3D空間の中で、顔・服・アクセサリーなど5万点以上のアバターアイテムが利用可能になります。慣れ親しんだアバターで『怪盗ロワイヤル』や『農園ホッコリーナ』などの世界観に没入でき、また、それぞれの背景やアイテム、ユーザー同士での記念撮影を楽しめます。
メタバースを活用する企業やサービスにとっても、メタバース内でユーザー同士の交流をおこなうためにアバターの導入は必要性が高いと考えられています。一方で、アバターを自社で制作するには多大な費用と時間がかかってしまうことが難点としてあげられています。そこでDeNAでは、アバターを自社サービスへ簡単に導入できるSaaS型のソリューション「Avatar Play(アバタープレイ)」の提供もはじめました。Mobageが培ってきたアバターアイテムのデータも利用可能となっています。
Mobageに限らず、多くのユーザーに個性豊かなアバターを提供することで、顧客体験を創出したい。そんな想いで、これからも3D制作会社やコラボ企画のパートナーの協力もいただきながら、安定したサービス価値の提供と新しい体験への挑戦を続けていきます。
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