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駐車場予約アプリ「akippa(あきっぱ)」を運営するakippa株式会社とDeNAは、スポーツなどの賑わいを街全体に波及させる実証実験を愛知県・豊田市にて7月1日から8月13日まで実施しました。
akippaは、空いている月極や個人の駐車場を15分から1日単位で利用できるサービスです。借りる際は安く駐車場を予約でき、貸す場合は空きスペースで収益を得ることが可能です。
2019年からは、J1・名古屋グランパスと駐車場パートナーとしてスタジアム周辺駐車場の貸し出しや駐車場の新規開拓の取り組みを通し、「日本一アクセスしやすいスタジアム」を目指してきました。その結果、今では約1200台もの駐車場が豊田スタジアムでの試合時に利用可能となっています。
しかしながら、豊田スタジアムがサポーターで賑わう反面、観戦後はそのまま帰ってしまうサポーターも多く、豊田市街全体の活性化に課題感を持ち始めていました。
一方、DeNAは、「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」のミッションのもと、エンターテインメントと社会課題領域の両軸で事業を展開しています。近年ではまちづくりにも注力し、スポーツを中心に、より便利な日常とワクワクする非日常を提供し、人々のQOLを向上させ、持続的に発展し続ける新しい都市空間を創造することをミッションに掲げる「Delightful City(デライトフルシティ)」構想を推進しています。
今回の実証実感は、そんな両社による、豊田スタジアムの賑わいを街に波及させることを目的にした試みです。
試合観戦に来たサポーターが周辺のお店に立ち寄るきっかけづくりの実証実験としておこなったのが「akippaでGO!豊田シティ スプラッシュキャンペーン」です。これは、スタジアム周辺のakippa駐車場を利用した方が市内の対象店舗で合計500円以上購入するとakippaの50%割引クーポンが後日プレゼントされるというもの。
akippaは利用者へのキャンペーン告知と対象者へのクーポン配布を担当し、DeNAは対象店舗のレコメンド機能開発とakippaの公式LINEアカウントにてレコメンド店舗情報をユーザーに提供する役割を担いました。
キャンペーンの対象となった駐車場は200箇所以上。対象店舗へは、豊田市駅前のGAZA専門店街や商業ビル「豊田T-FACE」内に入るテナントをはじめとする飲食店が多数賛同し参加してくださいました。
最終日となった8月13日の豊田市内の様子は、試合開始直前にもなると赤いユニフォームを着たサポーターで街が染まり始め、豊田市駅からスタジアムへ向かう途中にあるコインパーキングや市営駐車場はどこも満車となるほどの賑わいを見せていました。
「豊田市役所立体駐車場」は、その中の1つ。
その点、akippaは豊田スタジアム周辺の市役所や喫茶店、病院、企業の管理する駐車場とも提携しているため、確実に駐車できる点でこの日も多くのサポーターから活用いただきました。
サポーターの方からは「事前予約できるので安心して移動することができるし、現地で焦ることもないので、助かっています。」といったお声も。
また、キャンペーンに参加したサポーターからは、「キャンペーンに参加する前は、駐車場からそのまま試合会場に行ってスタジアムグルメを楽しんでいました。こういうキャンペーンがなかったら今日も豊田T-FACEにあるブルーシールのアイスも食べていないと思います。」といったお声も寄せられています。
今回は実証実験という形ではありましたが、サポーターが試合前後に市内の店舗へ立ち寄る機会をつくることで、街の魅力を知ってもらう一助になったことが伺えます。
DeNAでは、Delightful City構想に基づく事業として、地元行政や多くの企業と協力しながら横浜市旧市庁舎街区活用事業のプロジェクトや、京急川崎駅隣接エリアにて約10,000人が収容可能な新アリーナを含む複合エンターテインメント施設を開業することを目指したプロジェクトにも取り組んでいます。
今後も、パートナー企業との強みを生かした課題解決とビジネス成長を目指して参ります。
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです