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毎年恒例となった、横浜DeNAベイスターズ(以下、ベイスターズ)の新入団選手によるDeNA本社訪問が、2025年も1月20日(月)に行なわれました。本社訪問は本社の歴史や事業内容を選手たちに知ってもらう研修を兼ねて2015年より実施しているもので、本年も球団オーナーを務める南場 智子代表取締役会長と選手らによる名刺交換、講義に加え選手への熱い訓示がありました。当日は報道関係者もお招きし、フレッシュな新入団選手たちの様子を取材いただきました。
渋谷のDeNA本社に到着した新入団選手たち。まずはDeNA横浜オフィスに展示する用の名刺に自身のサインをしていきます。
それぞれ記入が終わり、会が始まるまでの待ち時間のあいだ控室では、スタッフが用意したお菓子を食べたり、けん玉や握力測定器で遊んだりと、リラックスする選手の姿が見られました。一方、南場会長との名刺交換を控え、スタッフから名刺交換の作法を学び、緊張した面持ちで練習する姿も。
時間になると、南場会長自ら選手を迎えに訪れました。控室から報道陣が待つ会場までの道のりを南場会長を先頭に足を進めると、駆け付けた多くのDeNAスタッフが拍手でお出迎え。スタッフからは、「期待してるよ!」「頑張って!」などの大きな声援が……。選手たちは最初びっくりした様子でしたが、笑顔で声援に応えてくれました。
まずは南場会長との名刺交換。初めての名刺交換は慣れない手つきながらも、控室での練習の成果を発揮できていました。
会長自ら、DeNAの歴史や現在展開する事業に関する紹介の後、ベイスターズの選手としてどうあってほしいか熱い想いを語りました。
「これまで多くの人たちの経営努力でデライトを届けてきた。ただ日本一を獲得して、そのインパクトが桁違いだと実感した。やはり勝たなきゃいけない。そして今年は、去年の優勝が偶然の下剋上ではないことを証明しなきゃいけないとても重要な年です」と南場会長。そんな年に入団してきたルーキーたちに、「勝たなきゃいけないという、この重責を去年のことに全く関係のない君たちにも担っていただきます。」と叱咤激励の言葉を投げかけました。
さらに大成する選手が修練する二つのこともお話されました。
「一つは、『想いの強さ』。良い選手になるという信念を疑わず、諦めずに持ち続ける想いの強さ。もう一つは、『切れ目のない努力』です。良い時も悪い時も、努力をし続けられるかどうかです。それでもスランプは訪れます。自分がやるべきことをやろうとする姿なのか、ただ腐っていく姿なのか。それは球団もみてるけれども世の中も見ています。」
また、「プロとしてのキャリアが始まりプロのステージに乗ったら、消えない記録の始まり。試合の記録だけでなく言動も注目を集め全て記録に残ってしまう。」と忠言も。
最後には、ファンへのリスペクトと感謝を持ってほしいと強いお願いも。
「選手の皆さんに一つお願いしたいことは、ファンへの感謝とリスペクトです。どうかそれだけは忘れないでください。歴代の監督も率先してファンサービスをやってくれています。ファンへの感謝は、持ってるだけでは駄目、わかりやすくその感謝を表現してくださいね。それがプロと普通の人間の違いです。また、何より一番のファンサービスは全力プレーです。どうかわかりやすく全力プレーしてほしい。」と締めくくりました。
講義を終え、選手からは「DeNAの名前の由来は?」「DeNAロゴのDの“:”マークはなんですか?」という質問も。最後に「ファンの皆さんの全力の応援に全力プレーで応えたい、調子が悪い時も努力し続けるような選手になれるよう頑張りたいです。」と竹田選手。これからのプロ野球選手生活に向けての強い意志を語ってくれました。
2月1日からは、沖縄・宜野湾と鹿児島・奄美で行なわれる2025年春季キャンプもスタートします。ハマのルーキーズたちのこれからの活躍にご期待ください!
会を終え、リラックスする選手たちの様子を一部紹介!
横浜DeNAベイスターズ:https://www.baystars.co.jp/
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです
執筆・編集:張 世真
撮影:内田 麻美