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DeNAがDeNAライフサイエンスを設立し、遺伝子検査サービス「MYCODE」を提供開始したときには、複数のマスメディアがよし来たと言わんばかりに「DeNAがDNA解析」と報じました。
本当は社名と直接関係ないのですが、「MYCODE」はDeNAグループによるデジタルヘルスサービスの第1弾。唾液をDeNAライフサイエンスのラボに送ると病気にかかるリスクや体質の遺伝的傾向がわかる「ヘルスケア」「がんパック」に加え、主に日本人の母系祖先のルーツを調べる「ディスカバリー」というメニューも提供しています。
今回はこの「ディスカバリー」をご利用いただくとわかる日本人の祖先のルーツについてご紹介します。
遺伝子には「祖先にどのような特徴があったのか」という情報が刻まれており、多くの日本人は祖先の系統ごとに大きく以下10種の「ハプログループ(ミトコンドリアハプログループ)」に分類されています。
ハプログループは、人間の細胞内の「ミトコンドリア」と呼ばれる器官のDNAの多型を用いて分類される遺伝的なグループ。ミトコンドリアは祖母から母親、母親から自分と母系を伝って受け継がれるため、ミトコンドリアのDNAを調べることによって母系の祖先のルーツを辿ることができると考えられています。
様々な研究が進んでいる現在では、各ハプログループに属する人々の母系の祖先が、人類誕生の地とされるアフリカからどのような経路で大陸を移動して日本に辿り着いたかが少しずつ明らかになってきています。 たとえば、以下の地図のオレンジ色の矢印は、上記「日本最古の定住者」(ハプログループM7)がたどってきたと言われる経路を示しています。
自分の属するハプログループやその移動経路、自分自身の「体質」の遺伝的な傾向が気になる方は、MYCODEの「ディスカバリー」を是非お試しください。