株式会社ディー・エヌ・エー(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:守安 功、以下DeNA)、株式会社DeNAライフサイエンス(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬川 翔)および住商ファーマインターナショナル株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 健一、以下住商ファーマ)が協働で進めているAI創薬プロジェクトに、日本ケミファ株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:山口 一城、以下日本ケミファ)が参画することが決定しました。
AI創薬プロジェクトは、DeNAグループのAI技術を活用し、製薬企業各社から提供される化合物データ(構造式および特性情報)を用いてAI創薬の実現可能性を技術的に検証する共同研究です。2018年1月から、旭化成ファーマ株式会社および塩野義製薬株式会社が所有する化合物データを用いて、共同研究を行ってきました。2018年12月からは、化合物データの新たな提供元としてラクオリア創薬株式会社がこの取り組みに参画しています。なお住商ファーマはそのAI創薬プログラムの完成に向けた活動を支援するとともに将来の事業展開を行う役割を担っています。
そして、この度の日本ケミファの新たな参画と同社の所有する化合物情報の提供を通じて、深層学習用の化合物データがより集積されます。これによりAI創薬プログラムのさらなる精度向上に繋がり、実現可能性の検証に寄与します。
DeNAグループでは、AI技術を用いた創薬を通じて健康長寿社会の実現を目指します。また、日本ケミファは、将来にわたり有望な医薬品候補を生み出し続けるためには、技術革新著しいデジタルテクノロジーの取り込みなど、創薬手法そのもののイノベーションが必要不可欠であると考えており、当プロジェクトへの参画を決めました。
日本ケミファについて
日本ケミファ株式会社は1950年に創業した、医療用医薬品を中心に臨床検査薬やヘルスケアなどの事業に取り組む企業です。「ジェネリック医薬品」、「高尿酸血症治療」、「自社開発創薬」の3つを成長戦略として掲げ、これらの成果を国内外に展開することを目指しています。自社開発創薬については探索研究にフォーカスした「ベンチャー型創薬研究」による画期的な新薬開発と既存薬のドラッグ・リポジショニングに取り組んでおり、近年では新薬開発において複数の有望な候補化合物を見出すことに成功しています。
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http://www.chemiphar.co.jp )