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株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村信悟、以下DeNA)は、株式会社JBIC IG Partners(本社:東京都千代田区、代表者:小杉 俊行)とポーランドに拠点を有するベンチャーキャピタルff Venture Capital sp. z o.o.(本社:ポーランド、代表者:Maciej Skarul及びMariusz Adamski)の合弁会社が設立した、ルクセンブルク大公国籍のベンチャーファンドであるff Red & Whiteに関する出資契約を締結しました。
ff Red & Whiteは、主に中東欧地域(ポーランド、ハンガリー、チェコ、スロバキア、ルーマニア、ドイツ、オーストリア)のスタートアップへの投資を通じ、出資企業に対する経済的なリターンのほか、ソフトウエア領域などにおける先端技術・ソリューションを有するスタートアップとの戦略的提携の機会提供を目的とするファンドです。これまでに日本企業5社の他、株式会社国際協力銀行(総裁:林信光、以下JBIC)が同ファンドに出資を行っています。
中東欧地域は、数学や情報工学に強い工科大学等出身の優秀なソフトウェアエンジニアが 多数存在するため、複数の欧米の大手テック企業が研究開発拠点を構えており、これら大手テック企業で経験を積んだエンジニアたちが自ら起業する流れが活発化しています。また、同地域は世界有数の製造業大国であるドイツを擁していることもあり、産業オートメーション化に関する技術も発展しています。こうした背景から、産業や企業活動における自動化・遠隔化・省力化といったデジタルトランスフォーメーション(DX)分野に貢献する有力なスタートアップが多数存在しており、それらのスタートアップの技術が活用される事業領域も産業、物流、金融、医療と幅広い分野に広がっています。
DeNAは2022年からメディカル事業を開始しています。子会社である株式会社アルム(所在地: 東京都渋谷区、代表取締役社長兼Co-CEO:坂野哲平、以下アルム)が展開する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を始めとした医療ICT事業で、グローバル展開を積極的に行っており、ドイツにも拠点を有しています。本出資を通じて、医療ICT分野で強みを持つスタートアップ企業及びff Red & Whiteとの協業を進めることで、中東欧地域での展開を加速させたいと考えています。
■アルムについて
株式会社アルムは「すべての医療を支える会社(All Medical)」として、「Shaping Healthcare」をコーポレートメッセージに掲げ、ICTの力で医療の格差・ミスマッチをなくし、全ての人に公平な医療福祉を実現します。また、医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を始めとした医療ICT事業では、グローバル展開に積極的に取り組み、日本発の医療ICT企業として累計32カ国へのソリューション提供を行っています。https://www.allm.net/