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株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:岡村 信悟、以下DeNA)の子会社である株式会社DeNA AI Link(本社:東京都渋谷区、代表取締役:住吉 政一郎)は、社内のリーダーが持つ知見を、自社専用のAIを通じて組織全体に届けるサービス「リーダーズAI」の提供を開始しました。
また、本サービスの正式リリースに伴い、第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区、社長:内田高広、以下 第一三共ヘルスケア)が初導入したことをお知らせします。さらに、先行して実施したDeNAグループ内での導入において、組織の生産性向上に関する劇的な成果が確認されましたので併せてお知らせします。

https://dena-ailink.com/service/leaders-ai
多くの企業で生成AIの導入が進む一方、「一般的な回答に留まり、自社特有の文脈や戦略に沿った回答ができない」という課題が顕在化しています。
同時に、どの組織にも「あの人に聞かないとわからない」と頼られる存在がいます。経営者、事業責任者、ベテラン社員、トップ営業——肩書きを問わず、組織の判断や行動の拠り所となっている人たちです。こうした人々の知見は、本来は組織にとって最も価値がある資産でありながら、個人に閉じたまま活かしきれていないのが実情です。
「リーダーズAI」は、こうした人の判断基準や経験、企業理念への理解を自社専用のAIに落とし込み、24時間365日、誰もがその知見を引き出せる環境を提供するサービスです。ここでいう「リーダー」とは、肩書きに限りません。経営者、事業責任者、ベテラン社員、トップ営業。組織が意思決定や判断において頼るすべての人が「リーダー」であり、その知見を届けるのが「リーダーズAI」です。
導入前の3ヶ月間から構築するAIについてお客様のご要望と利用シーンの擦り合わせを行います。そのうえで社外情報・社内資料を踏まえたヒアリングを設計します。単なるマニュアルやルールをAIに学習させるのではなく、マニュアルやルールの裏にある背景、考え方、さらに上段の事業についての戦略や想いをインタビューにより徹底的に引き出し、AIに入れ込みます。初期バージョンのAIを構築したうえで、AIの回答を実際にお客様にご確認いただきながら調整を行い、普段の業務で自然と利用できる水準まで磨き上げます。
「リーダーズAI」は、一方的に答えを提示するのではなく、その組織特有の「勝ち筋」に基づいた問いを投げかけます。問い返しや深掘りなどの対話を通じて、メンバー自身の考える力を育てる設計になっています。リーダー固有の知見を組織全体の共有財産へ変えることができます。
SlackやMicrosoft Teams、Google Chatなどの日常利用しているチャットツールにAIを追加するだけで、追加のログイン不要で即座に相談が可能です。移動中のスマホからも、まるで本人にチャットを送るような感覚で相談ができます。
これまでの一般的な生成AIサービスでは「利用者とAIの1対1」でブラックボックス化しがちだった相談内容や回答のプロセスを、組織のチャンネル内で手間なく共有できます。個人の判断基準が可視化されることで、個別の相談がそのまま組織全体の「生きた知見」となり、複数人が参加する場での議論を活性化させるファシリテーターとしても機能します。


ロキソニンやルル、ミノンをはじめとした幅広いヘルスケア製品を提供し、セルフケア・セルフメディケーションの普及を牽引する第一三共ヘルスケアにおいて、変化の激しい市場環境下での迅速な意思決定をおこなうために「リーダーズAI」が採用されました。
導入に際しては、内田高広社長自らがAI構築のためのインタビューに応じ、企業理念の解釈、経営哲学、事業、組織、そして社員に対する想いを直接反映させた「AI内田さん」を開発しました。
これにより、社員は日常業務の中で「AI内田さん」と対話しながら、企業理念の浸透やビジョンの理解を深めることができます。また、経営会議等への企画立案時の壁打ちパートナーとして活用することで、社長が重視する視点や論点を事前に踏まえた提案に洗練され、提案の質や組織の意思決定スピードの向上を後押しします。

「このたびの『リーダーズAI』の導入は、社員一人ひとりが自ら考え、決断し、行動する「自走する組織」を実現するための挑戦です。常々、社員の成長なくして会社の成長はないと考えています。一方で、全員と日常的に直接対話することには限界もあります。この「AI内田さん」は、私の判断基準やこれまでの経験を24時間いつでも活用できる仕組みとして、社員一人ひとりのアイデア創出や提案をサポートするとともに、成長を後押しする存在になることを期待しています。同時に、OTC医薬品業界のリーディングカンパニーとして、DXによる生産性向上と新しい働き方の創出にも果敢に挑戦していきます。AIと人が協働する未来の実現に向けた一歩を、第一三共ヘルスケアは踏み出します。」
サービス提供に先駆けて、先行してDeNA社内でAIイノベーション事業本部 本部長の住吉の知見を落とし込んだ「AI住吉」を導入しました。
特に、海外出張中や深夜・早朝など、物理的に連絡が取れない時間帯においても、AIが「リーダーならこう考える」という指針を即座に示すことで、プロジェクトの停滞が大幅に減少し、マネジメントコストが大幅に抑制されました。また、社内のAI新規事業コンテストの壁打ち相手としても採用し、新規事業の企画に取り組む心理的ハードルが下がった結果、参画メンバーが増加しました。「AI住吉」が、メンバーが自ら考えを深めるためのパートナーになっており、組織の意思決定のスピードと質を高めるサポートをしています。

また、HR部門が採用候補者の見極めの際に「住吉ならこの候補者をどう評価するか」を問いかけるなど、部門以外の組織全体にも広がっており、「AI住吉」以外の複数のリーダーのAI構築も進めています。


「リーダーズAI」は、株式会社THAが中小企業向けに提供する「AI社長」の技術基盤と知見を活用し、エンタープライズ向けに提供しています(※1)。すでに「AI社長」は全国50社以上の企業で導入されており、経営者の思考をAI化することで組織にどのような変化が起きているか、導入先から寄せられた具体的な活用事例と声をご紹介します。
1)社長への提案資料の質が上がり、双方の時間が削減
「社長への提案前にAIで叩き台を作ることで、提案の精度が格段に上がりました。『これでいいよ』とストレートに進めるケースが増え、お互いの時間を有効に使えるようになっています」(医薬品販売業O社)
2)汎用AIとは異なる、自社の理念に基づいた回答が得られる
「戦略立案や組織改善など、会社に深く関わる相談はすべてAI社長に聞いています。一般的なAIとは違い、自社の考え方や文化を踏まえた回答が返ってくる点が大きな違いです」(物流事業N社)
3)「AI社長」との日々の振り返りの習慣が定着し、自己表現力が高まった
「AI社長との日報振り返りを続けることで、お客様へのエピソードや気づきを自分の言葉で伝えられるようになりました。使い続けるほどに、その効果を実感しています」(食品製造販売業T社)
4)社員の本音や成長が可視化され、マネジメントの質が向上
「AIとのやり取りを通じて、自身では引き出せなかった社員の本音や、言語化されていなかった想いが浮かび上がってきました。マネジメントの新たな視点をもらっています」(リフォーム事業T社)
5)現場からの質問対応が効率化され、管理職の負担が軽減
「『まずAI社長に聞いてみて』と伝えているので、会社の基本的な方針や考え方はAIが答えてくれます。管理職が本来注力すべき業務に集中できる環境が整いつつあります」(福祉業M社)
「まずは自社のリーダーならどんなAIが作れるか、簡易診断・相談会を実施中」
お問い合わせはこちら
https://dena-ailink.com/contact
(※1)「AI社長」を提供する株式会社THA(本社:東京都新宿区、代表取締役:西山 朝子、以下 THA)と、エンタープライズ向けAIサービス「リーダーズAI」を共同で開発・提供することに向けた基本合意書を締結しました。
AIを用いて日本社会の生産性向上をサポートするべく、AIのコンサルティングやソリューション提供をおこなっています。具体的には、日本中のAIに興味がある企業や経営者へのコンサルティングを実施しています。個別カスタマイズが必要な領域においては、AIの技術基盤となるソリューションの提供や、共同での事業開発を含めたAIエージェントの提供も検討していく予定です。さらに、グローバルでAIツールを展開する企業が日本に製品やサービスを投入する際のビジネス展開をサポートしています。 https://dena-ailink.com/