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株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:南場 智子、以下 DeNA)のグループでヘルスケア事業を展開するDeSCヘルスケア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬川翔、以下DeSCヘルスケア)は、DeSCヘルスケアの研究開発課題「個別化健康行動レコメンドの社会実装に関する研究開発」が、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下AMED)の「令和8年度 予防・健康づくりの社会実装に向けた研究開発基盤整備事業(ヘルスケアサービス実用化研究事業)」に採択されたことをお知らせします。
本研究開発は、2029年3月までを目途として京都大学大学院医学研究科 健康増進・行動学分野 井上浩輔教授らと共同で実施を予定しています。
「楽しみながら、健康に。」を実現するヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」※に蓄積された歩数などのライフログと、健康診断・診療報酬明細書(レセプト)のデータをあわせ、AIによる解析を通じて「どのような人に、どの健康行動が、どれだけ効果があるか」を一人ひとりについて推定します。その結果をもとに、各ユーザーに最適な行動メニューと期待できる効果を「kencom」上で提示する仕組みを開発し、職域におけるランダム化比較試験を通じてその効果を検証します。
働く世代の健康保持増進、いわゆる健康経営の推進は、企業にとって重要な経営課題となっています。一方で、既存のヘルスケアアプリの多くは、年齢や既往歴、生活習慣といった一人ひとりの背景の違いにかかわらず同じ内容を届ける画一的なものにとどまっており、健康への関心が高くない方の行動変容につながりにくいという課題があります。また、健康保険組合や企業が求める医療費適正化への効果についても、因果関係として示された例はほとんどありません。
同じ健康行動であっても、その効果の大きさは一人ひとりの背景によって大きく異なります(介入効果の異質性)。本研究開発では、このばらつきをAIによって捉えたうえで介入を個別化する技術の実用化を目指し、行動変容の促進と医療費の適正化への貢献を目指します。
これまでのヘルスケア領域におけるAIの活用は、集団に属する個人の将来の健康状態を予測するサービスが多かったと認識しています。一方、「集団としての健康状態の予測やリスク度合い」だけでなく、「あなたの場合はこの行動が有効です」という個人としてのアクションと理由まで示すことが、より強い意識・行動変容につながると考えています。そこで、本研究開発では一歩進めて、「その人が行動を変えたときに、健康状態がどれだけ変わるか」をAIで推定します。
同時に重視するのが、AIの出した答えを人が理解できる形にすることです。健康に関して、理由の説明できない出力をそのまま利用者に提示することは適切ではないと考えます。本研究開発では、AIによる解析結果を医学的知見に基づいて整理し、専門家の監修のもとで、利用者が納得して使える形に落とし込みます。
DeNAは、エンターテインメント領域で培ったAIの技術をヘルスケア領域に活かし、健康増進・行動変容を促すサービスと、蓄積されたデータによるエビデンス創出に取り組んできました。本研究開発では、こうした知見とAI技術を組み合わせ、「誰に何が効くか」の解明とサービスへの実装に取り組みます。
AMEDが、予防・健康づくりに資するヘルスケアサービスについて、科学的エビデンスの創出と社会実装の加速を目的として実施するものです(詳細はAMEDのHPを参照)
今後も、DeSCヘルスケアは、「kencom」の提供等を通じて「楽しみながら、健康に。」を実現し、健康寿命の延伸、医療費適正化といった社会課題の解決に貢献していきます。
※kencomはDeSCヘルスケアの登録商標です。
